- いつも優しい彼女がときどき冷たい態度をとるのが気になる
- ケンカがキッカケで急に彼女が冷たくなった
- あまり連絡をくれない彼女が冷たく感じる
彼女の態度が冷たい……と感じるとき、振られる不安が頭をよぎりますよね。
彼女と6年以上付き合っている僕も、何度も彼女が冷たいと感じることがありました。
はじめは冷たい彼女にどう接していいかわからず、失敗もしました。
けれど、本やネットを調べて彼女の気持ちを知ったことで、うまく対応できるようになりました。
ここでは、僕が経験した12の状況を紹介するので、冷たい彼女の対応の参考にしてみてくださいね。
この記事では、
- 彼女が冷たい態度をとる心理
- あなたの思い込みが彼女を冷たくする理由
- 彼女が冷たい態度になった状況と対応方法
- 彼女が冷たい態度のときに失敗した対応方法
を紹介します。
- 彼女が冷たい態度をする心理
- 彼氏の思い込みで彼女が冷たくなるとき
- 彼女が冷たくなったと感じた12の状況と対応方法
- 彼女が冷たい態度の時に失敗した対応
- まとめ
- 参考
彼女が冷たい態度をする心理

心理学の点からみて、彼女が冷たい態度をとる原因は、4つあります。
- 人間が進化の過程で身につけた性質
- 彼女が自分を嫌い
- 防衛本能
- 恋愛ホルモンの影響
人間が進化の過程で身につけた性質
心理学では、人が狩りをしていた時代に身につけた性質が今も影響しているという考えがあります。
たとえば、狩りの時代に人が冷たい態度をとるときの例として、次の3つの状況が考えられます。
①:狩りの時代、不安を感じるのは死を意識するときです。つまり、一刻もはやく現状を変えようとするため気持ちが焦ります。その結果、普段通りに人と接することが難しくなり冷たい態度になります。
②:人は体調だけでなく、感情にも良いときと悪いときの波があります。
体調でも感情でも、悪いときには、狩りをしたり、人と協力したりする余裕はありませんよね。つまり、余裕のなさから冷たい態度になります。
③:危険が身近だった狩りの時代、疲れた状態で行動すると、急に敵に襲われ死んでしまう確率が高まります。だから体は一人でゆっくり休むことを求め、周りの人を遠ざけようとして冷たい態度になります。
ここで紹介したように、冷たく接することは生きるために必要な行動でした。その性質が今も残り、マイナスに働いてしまい、彼氏に冷たくすることがあります。
彼女が自分を嫌い
自分が嫌いな人は、親しくなった人を嫌いになることがあります。
自分を嫌いな人が親しくなった人を自分の一部と思うと、自分だけでなく相手の嫌な面も見るようになるからです。
たとえば、自分の見た目が嫌いな人は、パートナーの見た目で嫌なところを探すようになります。
彼女はあなたの嫌なところが見えることで、あなたに冷たい態度をとることもあります。
防衛本能
彼女は、子どものときの経験で身につけた防衛本能が原因で、あなたに無意識に冷たく接してしまうことがあります。
たとえば、子どものときに親の愛情を感じられないと、「私を好きな人はいない」と思うことで、自分の気持ちに折り合いをつけることがあります。
しかし、成長して恋人ができると、「私を好きな人はいない」という防衛本能が働き、冷たく接して、恋人と距離をとります。
その結果、私を好きな人はいないことが正しいと無意識に確認します。
子どものときに身につけた防衛本能は、本人も意識できていないため、知らずのうちに冷たく接していることもあります。
恋愛ホルモンの影響
恋愛ホルモンと言われるフェニルエチルアミンが分泌されなくなると、パートナーへの恋心が冷めると言われています。
心理カウンセラーの大嶋信頼氏によると、人はこの恋愛ホルモンが分泌することで、恋をして幸せな気持ちになるとのことです。ただし、この恋愛ホルモンは同じ相手には3~4年しか分泌されないと言われています。
たとえば、「恋は盲目」というように、付き合いたてのときはパートナーのどんなことでも許せてしまうけど、付き合いが長くながくなると些細なことが気にさわったりしますよね。
ほかにも、付き合う期間が長くなると、付き合いたての頃のようにイチャイチャすることもなくなりますよね。
このように、彼女の恋愛ホルモンの分泌が止まると、冷たくなる可能性があります。
ちなみにですが、付き合い始めで、この恋愛ホルモンが大量に分泌されると、燃え上がる恋になります。
彼女が燃え上がる恋をしている場合、彼氏と会っているときはすごく仲が良いけど、会っていないときは、彼女があなたを試したり冷たくしたりすることがあります。
これは、人間の恒常性という性質で、同じ状態を続けようとする本脳が関係しています。
彼女には彼氏がいない状態が通常だったのに、彼氏ができて幸せいっぱいになったら、現状から変わってしまいます。
そのため、彼女の本能が彼女を元に戻そうとして、彼女は、不安になったり、彼氏を試したり、彼氏に冷たく接して嫌われるような行動をしてしまいます。
彼氏の思い込みで彼女が冷たくなるとき

彼女は普通に接しているだけなのに、あなたの思い込みが原因で、彼女が冷たいと感じる事があります。
心理療法家のアルバート・エリス氏のABC理論よると、「感情は、ある出来事が起きたとき、それに対する考え方で決まる」考えます。
ABC理論とは、
A:Activating events(出来事)
B:Belief(考え方)
C:Consequences(結果・感情)
の上記3つの言葉の頭文字をとっています。
たとえば、彼女がLINEを返してくれないとき、「冷たいな」と考えると、イライラしてしまいます。
しかし、彼女がLINEを返してくれなくても、「好きなことをしているんだな」と考えることで、冷静でいられます。
つまり、彼女の言動を「冷たい」と思い込むから不安を感じるだけで、違う考え方をすれば気になりません。
彼女が冷たくなったと感じた12の状況と対応方法

なぜ彼女が急に冷たくなったのか、分からないことばかりで、すぐに「冷められて別れるかもしれない・・・」と落ち込むこともありますよね。
けれど、彼女が冷たい態度をとるのは、別れたい時だけではありません。
僕が経験して分かった、彼女が冷たい態度をとる理由と対処法を紹介します。
付き合いに慣れてLINEや電話の回数が減り内容が淡泊になった
<理由>
恋人以外の時間も大事にしたい彼女が、付き合いに慣れたことで彼氏に割く時間と気持ちを他に振り分けた
彼女も付き合いたての頃は、毎日電話してくれたのに、3か月が過ぎた頃から電話は週末だけ、LINEも平日は返ってこない日もできました。
そんな彼女の変化を冷たいと感じましたが、彼女は冷たくしているつもりはありませんでした。
多くの女性は、色んなことを同時進行するのが得意なので、彼氏と付き合いながらも、友達との時間、家族との時間、自分の時間を大切にします。
彼女はただ、彼氏に集中させていた時間や気持ちを、仕事や自分の時間に振り分けただけでした。
対応:彼女が信頼してくれた証と思った
彼女の変化に対して、はじめはすごく不安で、つい電話をしてしまうこともありました。
けれど、彼氏以外のことも大事にしたい彼女にとっては迷惑なだけと思い、彼女のペースを受け入れることにしました。
それでも、最初は不安もありましたが、慣れてしまえば、心地よい距離感でした。
喧嘩中に言ったことを根に持っていて冷たい態度をした
<理由>
謝られても納得できないことがあり、いつまでも根に持っていた
これまでに何十回と彼女と喧嘩をしましたが、ときには喧嘩することが嫌になって、謝って終わらせようとしたことがありました。
しかし、謝ったのにも関わらず、いつまでも冷たい態度の彼女の理由が分かりませんでした。
理屈よりも気持ちの共感を重視する女性は、何に対して怒っているのか、理由や気持ちを分かった上での謝罪でなければ納得できません。
喧嘩した後に、謝って終わりと思いがちな男性は多いですが、彼女にとっては終わりではありません。
対応:彼女の話を聞いて謝る
彼女が喧嘩の何に怒っているのか理由が分かることは少ないです。
けど、最初は色んな原因を推測して、原因とともに謝ります。
それでも原因が分からず、彼女が納得しない時は、素直に彼女に理由を教えてもらい謝ります。
彼女の話を否定した時に冷たくなった
<理由>
少しでも否定されることで、人格の否定と感じていた
彼女の話を聞いているときに、彼女の言い分が客観的に間違っていると思い否定したら、いつの間にか彼女は冷たい態度で何も話さなくなっていました。
女性同士の会話は基本的にすべて相槌と肯定なので、多くの女性は、否定されることに慣れていません。
ちょっとした否定も人格が否定されたと感じ、その後の態度が冷たくなることがあります。
対応:謝り、彼女を否定しない
彼女が否定されて嫌な思いをした気持ちに共感しながら謝りました。
その後は、彼女の話や行動を否定しないようにしました。
何か指摘や否定したいことがあれば、オブラートに包んだ言い方や、「他には〇〇と思う人もいるんじゃない?」など、直接的な言い方をしないようにしました。
ふざけて子ども過ぎる態度をしたとき、冷たい対応をされた
<理由>
いつまでも子どもみたいな彼氏にあきれていた
彼女との散歩中に、「田んぼの間を通り抜けたら早く向こうへ行けるね!」と言ったら、「発想が小学生だね」と冷たくあしらわれたことがありました。
いつまでも子ども心をもつ男性は多く、それが、行動や発言に表れることもあります。
そんな彼氏に対して、早く大人になって欲しいと思っている彼女は多くいます。
対応:直ぐにやめる(本気の嫌な対応は、かなり冷たいからすぐにわかる)
たとえ冗談でも、幼稚すぎると、彼女は本当に冷たい視線と態度をするので、すぐにわかります。
すぐに幼稚な発言や行動をやめて、彼女の気分が変わる話題や行動をすれば、冷たい態度も一転することが多いです。
疲れていて冷たい態度になる

<理由>
仕事などが忙しくて疲れているときは、彼氏よりも休みたい気持ちが強い
彼女が疲れているから家デートにして、日頃の疲れを取ってもらおうと思っていたのに、元気がないままで冷たい態度のときがありました。
疲れていても、多少無理をして彼女に合いたい男性が多いのに対して、疲れたら彼氏よりも休むことを優先する女性は多くいます。
対応:彼女の好きにさせる
彼女が疲れていると知ると、つい出来ることをしてあげたくなっていました。
しかし、彼女のことを考えるなら、彼女の気持ちを優先して、無理に会うことはせずに、彼女の自由な時間にしてもらうことがベストでした。
空腹で冷たい態度になる
<理由>
お腹がすくことで、気持ちの余裕がなくなる
デート中に昼食や夕食が近くなると彼女が急にテキトーな返事しかせず、冷たく感じることがありました。
数ある欲求の中で男性は「性欲」が最も強いのに対して、女性は「睡眠欲」や「食欲」のほうが性欲より強いと言われています。
対応:ご飯を食べる
空腹時はご飯を食べることで、一気に元気を取り戻してくれます。
機嫌が悪くて冷たい態度になる
<理由>
嫌なことに気持ちが支配されてしまい彼氏にも冷たい態度になる
急に返信がそっけなくなったり、デートで会いにいっても態度が冷たくなったり、全く理由が分からないことがありました。
感情を大切にする女性の多くは、仕事などでストレスや嫌なことがあると、その嫌な気持ちがずっと続いてしまい、何に対しても冷たい態度をとってしまうことがあります。
対応:話を聞いてあげる
彼女のモヤモヤした気持ちを聞いてあげることで、彼女の気持ちはスッキリしました。
話しながら気持ちを整理する女性が多いので、いったん話し始めたら、さえぎらずに最後まで聞くことがポイントです。
女の子の日に冷たくなった
<理由>
生理が辛くて、気持ちの余裕がなくなる
いつが女の子の日なのか分からないころは、前日まで良い雰囲気だったのに急に態度が冷たくなり戸惑っていました。
男性には理解が難しいですが、女性はホルモンバランスの影響などで女の子の日は感情のコントロールが難しくなります。
この時期は、どうしてもそっけない態度が出てしまうので、彼氏からしたら冷たく感じてしまうものです。
対応:女の子の日に気持ちを備える
あらかじめ、いつごろ体調が悪くなるか教えてもらうことで、心の準備ができ、女の子の日が来ても思いやりをもって接することが出来ます。
彼女がどうしても辛そうなときは、お笑いコンビ「タカアンドトシ」のトシさんの笑った顔を見せると
辛さが少し落ち着くみたいです。
彼女のやり方に口を挟んだら冷たい態度をされた
<理由>
1つ1つの生活を丁寧にこなすことを理想にしているため、出来ていないことを指摘されると機嫌が悪くなる
同棲をはじめてから、僕と彼女とで家事のやり方に違いがありました。
僕は彼女の良いところは取り入れ、彼女のやり方で効率が良くないと感じたことは指摘していましたが、それが彼女にとってストレスになり、結果的に冷たい態度をされるようになりました。
家事に限らず、生活の中で、1つ1つのことを丁寧に行うことを理想にする女性は多いです。
しかし、忙しい日々のなかで上手く出来ないことも当然あります。
出来ていないことを彼氏に指摘されると、たとえ小さな指摘でも、理想を否定されたと感じて冷たくなることがあります。
対応:謝って、彼女のやり方を受け入れる
指摘してしまったことを謝り、彼女との違いが気になっても、指摘しないようにしました。
指摘しないようになってからは、彼女との同棲生活が円滑になりました。
彼女が将来に不安を感じて冷たくなった
<理由>
現実的な考えが得意だからこそ、将来に不安を感じると距離を置きたくなる
彼女と将来のためにお金のやりくりや子どもや両親のことを話し合う時に、僕の真剣さが足りなかったときがあり、彼女は将来に不安に感じて、距離を置きたくなり冷たい態度になっていました。
多くの女性は、感情を大切にしながらも、現実を冷静に考えるのが得意なので、彼氏の生活習慣に将来の不安を感じると、距離を置いて一人で考えたくなることがあります。
対応:話を聞いて不安を取り除く
不安に思っている彼女の気持ちを理解して、真摯に一緒に考える姿勢が、彼女の不安を取り除くことになります。
彼女の抱える不安をすぐに解決できなくても、彼女の気持ちに寄り添う姿勢を示すことで彼女に安心してもらえました。
彼女をないがしろにしたときに冷たくなった
<理由>
大切にされていないことに愛を感じられず不安になった
同棲してから僕が趣味に没頭しすぎて、彼女との会話を早く終わらせようとしたり、彼女と違う部屋に行って趣味を楽しんだりしていたら、彼女が冷たい態度になっていました。
「言葉」と「行動」がセットで愛情表現と感じる女性は多くいます。
言葉だけで行動が伴わないことや、照れくさくて言葉で愛を伝えられないことがあると、「私は愛されていない」と感じ、相手への信頼も下がり、冷たい態度になってしまいます。
対応:謝って、付き合い方を彼女に合わせた
まずは彼女をないがしろにしたことを謝りました。そして、彼女と話したりする一緒の時間を増やしました。
彼女の気持ちが満足することを意識したら、彼女との関係も良くなりました。
彼女もいったん気持ちが満たされたら、その後は趣味にも没頭させてくれるようになりました。
もし蔑ろにしてしまったことで彼女が自信を無くしているなら、あなたが進むべき方向性を紹介しているコチラの記事を参考にしてくださいね。
勝手に冷たいと思い込んでいたとき
<理由>
彼女との良い雰囲気を期待してすぎて、勝手に冷たくなったと感じていた
彼女との幸せな状態を期待して接したときに、彼女の対応に物足りなさを感じて、彼女が冷たくなったと感じることがありました。
例えば、
- 付き合いが長くなるにつれて、付き合いたての頃のようなムードが減る
- 楽しいデートの次の日にLINEがそっけない
などです。
しかし、彼女からしたら普通の対応とのこと。
僕が勝手に冷たいと思い込んでいただけでした。
対応:彼女を受け入れる
長期的に付き合っていくためにも、そのままの彼女を受け入れることがベストでした。
もちろん最初は冷たく感じてしまい、ヤキモキすることもありましたが、長く付き合っていれば、それすらも慣れてきました。
彼女が冷たい態度の時に失敗した対応

彼女と6年以上の付き合いになれば、冷たい態度を取られたときに、失敗したこともありました。
そんな僕の失敗談も参考にしてみてください。
彼女が冷たいのをそのままにしておく
同棲をはじめてすぐは、慣れずに相手にストレスを感じることがありました。
お互いにギクシャクして冷たくなっていましたが、彼女の冷たい態度を無視してしまったことがありました。
その結果、僕との生活が不安になり、「距離を置きたい」と言われてしまいました。
ストレスが溜まっていたものの、彼女とはずっと一緒にいたいと思っていたので、彼女の冷たい態度をそのままにしたのは失敗でした。
彼女の不安な気持ちを聞くことで、その時は乗り越えることが出来ました。
我慢できず彼女を理屈で責める
これも同棲してからですが、彼女がなぜ冷たい態度をするのか理解できず、彼女を責めてしまったことがありました。
責められた彼女は、口をとざして、しばらく口をきいてくれませんでした。
彼女が冷たい態度が続けば、理由も分からず、モヤモヤしてきますが、彼女を責めるのだけは、やめておきましょう。
このときは、責めたことを謝って、彼女の不満を聞いたことで、仲直りできました。
まとめ
あなたが置かれている状況のヒントになる例はありましたか?
シーン別で紹介した女性の心理を基本として、
あなたなりに彼女にあった方法に調整してみてください。
彼女が冷たくなると、不安になり、つい自分の気持ちを優先させてしまいがちですが、一番大切なのは、彼女の気持ちを分かって、共感してあげることです。
大好きな彼女と、ずっと幸せでいるためにも、彼女の立場になって考えることを意識してみましょう。
参考
加藤 諦三、「不機嫌」になる心理(愛蔵版) Kindle版、PHP研究所、2007/5/22
イルセ・サン、心がつながるのが怖い 愛と自己防衛 Kindle版、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2017/9/14
下園壮太、自分のこころのトリセツ kindle版、日経BP、2013/9/30
谷本 理恵子、プリンセス・マーケティング 「女性」の購買意欲をかき立てる7つの大原則、エムディエヌコーポレーション、2019/4/26
アルバート・エリス、現実は厳しい。でも幸せにはなれる Kindle版、文響社、2018/8/31
大嶋 信頼、すごい恋愛ホルモン 誰もが持っている脳内物質を100%使いこなす、青春出版社、2018/6/21
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