「了解です」と言われるとむかつくの?
ついつい便利で使ってしまう「了解です」という言葉ですが、人によっては言われるとむかつくことがあります。
そこでこの記事では、「了解です」がむかつく理由をはじめ、代わりに使える失礼にならない言葉をご紹介するので参考にしてみてくださいね。
「了解です」がむかつく2つの理由

それでは早速、「了解です」がむかつく理由を2つご紹介します。
- 「了解」が失礼だとされているから
- 「です」は丁寧語で謙譲語の意味がないから
「了解」が失礼だとされているから
1つ目は、「了解」がそもそも失礼な表現とされているからです。
例えば、weblio辞書で「了解」を知らべると「物事の内容や事情を理解して承認すること」と出てきます。
この「事情を理解する」ということが、上司から仕事を指示されたときの意味に合わないと感じる人がいるからです。
というのも、上司が仕事を指示してきたら、事情を理解する必要はなく、ただ仕事を受けるしかできません。
そして「事情を理解する」には、上下関係ではなく、対等なニュアンスであったり、むしろ「了解」と使った人の方が上の立場のようなニュアンスに捉えることもできます。
こうした理由から、そもそも「了解」という言葉自体が失礼だと感じてしまう人もいるため、「了解です」と言われるとむかつく人もいます。
ちなみに、「了解」という言葉には、DIAMOND onlineのこちらの記事『「了解しました」は失礼ではない!国語辞典の編纂者が教える言葉の使い方』で国語辞典の編纂者の沼澤典史さん(清談社)が解説するように、不適切な意味合いはありません。
あくまでも、受け取り手のニュアンスで、ネガティブに捉えてしまう人もいます。
「です」は丁寧語で謙譲語の意味がないから
2つ目は、「です」が丁寧語であっても、謙譲語の意味がないためです。
というのも、「了解です」の「です」は「だ」の丁寧語なので、確かに丁寧な表現に聞こえますが、謙譲語として相手に敬意を示すニュアンスがないからです。
「だ」の謙譲語はないため、謙譲語として「了解」を使う場合は、「する」の謙譲語である「いたす」と組み合わせ使うことになります。
たとえば、「了解いたしました」と「する」の過去形の謙譲語と組み合わせることで、日本語的には正しい謙譲語になります。
ただし、先ほどもお伝えしたように、「了解」という言葉自体が失礼だと感じる人もいるため、日本語的には正しい「了解いたしました」でも、むかつくと感じてしまう人もいます。
「了解です」を使うときの注意点

続いては、「了解です」を使うときの注意点と代わりに使える失礼にならない言い方をご紹介します。
- 目上の人には使わない
- 「了解しました」も謙譲語ではない
- 迷ったら「承知いたしました」に変える
目上の人には使わない
1つ目は、目上の人に対しては「了解です」を使わないことです。
なぜなら、「了解」は敬語として十分な表現ではなく、特に上司や取引先の方に対して失礼にあたるからです。
たとえば、上司が指示を出した際に「了解です」と返すと、むかつかせてしまうことがあります。
そのため、目上の人に「了解です」は避けるべきです。
「了解しました」も謙譲語ではない
2つ目は、「了解しました」も謙譲語ではないことに注意が必要です。
「了解です」がダメなら、「承知しました」なら大丈夫、だと思う方もいるのではないでしょうか。
しかし、「承知しました」も目上の人には失礼になってしまいます。
というのも、「承知しました」は少し丁寧に聞こえるかもしれませんが、謙譲語ではないからです。
もしかしたら、あなたも取引先や上司に対して「承知しました」と言ってしまったことがあるかもしれません。
もし相手が、言葉遣いを大切にしているなら、相手に嫌な思いをさせてしまっているかもしれないので、「承知しました」も避けることがおすすめです。
迷ったら失礼にならない「承知いたしました」に変える
3つ目は、迷ったときには「承知いたしました」に言い換えることです。
というのも、「承知いたしました」は謙譲語として正しい敬語表現であり、相手に対して敬意を十分に示すことができるからです。
たとえば、上司や取引先に「承知いたしました」と返答することで、相手への配慮が伝わり、適切なビジネスマナーを守ることができます。
そのため、返事に迷った際は、「承知いたしました」を使用するのがおすすめです。
「了解です」だけじゃない!返事でむかつく他の言葉

実は、「了解です」以外にも、色んな言葉が人によって捉え方が違うので、相手をムカつかせてしまうことがあります。
例えば、次のようなものがあります。
- お手すきの際に
- ご苦労様
- お世話様
これらについては、以前に別に記事で解説しているので、気になる方はこちらの記事『「お手すきの際に」がむかつく5つの理由と使うときのポイント』『ご苦労様がむかつく3つの理由と代わりになる言葉』も読んでみてくださいね。
まとめ
「了解です」がむかつく理由をはじめ、代わりに使える失礼にならない言葉をご紹介しました。
「了解です」という言葉は、日常会話やビジネスシーンで使われがちですが、目上の人や取引先には不適切とされることがあります。
特に「了解」自体が敬意を欠いていると考えられることがあったり、「です」をつけても謙譲語にならなかったりするため、注意が必要です。
もし「了解です」と言いそうになった場合は、「承知いたしました」などの丁寧な表現を使うことで、相手に対して適切な敬意を示すことができるので、参考にしてみてくださいね。
参考資料


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