人によって態度を変える人って、何がしたいんだろう?
同じ人なのに、ある人には優しくて、自分にはキツく当たってくる。
こういう経験をすると、すごく不愉快ですよね。
「自分にだけ厳しいのはなぜ?」と疑問を感じたり、「もしかして嫌われているのかも…」と不安に思うこともあるでしょう。
そこでこの記事では、「人によって態度を変える人」の末路や心理、そしてどう対処すればいいかについて詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
末路の前に人によって態度を変える人とは

はじめに、末路をご紹介する前に、人によって態度を変える人の定義をしておこうと思います。
人によって態度を変える人の意味
ここで解説する人によって態度を変える人の意味は、接する相手によって、わざと傷つけるような態度を取る人のことです。
たとえば、特定の人に対して高圧的に接したり、わざと雑な対応をしたりすることがあります。
具体的には、上司には丁寧で愛想よく接するのに、部下や後輩には冷たく当たる人です。
こうした、相手に対する尊敬や配慮が感じられず、相手に嫌な気持ちを与える人のことを、ここでは「人によって態度を変える人」と定義します。
人によって対応を変える人との違い
人によって対応を変えることは普通じゃないの?
そんな意見もありますが、そこには「態度」と「対応」に異なる意味があります。
「人によって対応を変える人」は、相手に対して傷つける意図がなく、むしろ適切な対応をしようとしていることです。
たとえば、家族や友人にはフランクな言葉遣いをする一方、初対面の人には礼儀正しい言葉遣いをすることがこれに当たります。
また、家族には気軽に「お疲れ!」と言っても、仕事の取引先には「お世話になっております」と挨拶することが普通ですよね。
これは、相手に応じて適切な「対応」をしているだけであり、相手を傷つける意図はありません。
だからこそ、「態度を変える人」と「対応を変える人」には、相手を傷つける意図があるかどうかが大きな違いとなります。
人によって態度を変える人の残念な末路

それではいよいよ、人によって態度を変える人の残念な末路を6つご紹介します。
- 因果応報で嫌われる
- 陰で馬鹿にされる
- ほとんどの人に信頼されない
- 誰にも助けてもらえない
- 人が離れて行く
- 長期的な人間関係を築けない
因果応報で嫌われる
1つ目は、因果応報で嫌われることです。
なぜなら、人は自分がされたことを他者に返そうとする傾向があるからです。
つまり、誰かに対して嫌な態度を取ると、相手も同じように嫌な態度を返してくる可能性があります。
たとえば、職場で上司にだけ媚びを売り、同僚には冷たく接する人がいるとします。
こうした人を大切にしない態度は周囲にすぐに伝わり、同僚たちからも大切にされません。
そのため、人によって態度を変えることで、自分自身が嫌われてしまうのは避けられない結末です。
陰で馬鹿にされる
2つ目は、陰で馬鹿にされることです。
その理由は、人は他人の行動を見て、自分も同じようなことをしていると感じる「ミラーニューロン」という脳の働きがあるからです。
つまり、他人を見下すような態度を取ると、周りの人も同じようにその人を見下すようになるのです。
たとえば、特定の人に対してだけ高圧的に接している人を見ると、周囲の人たちはその人の行動をマネして、態度を変える人のことを陰で笑ったり批判したりすることが多くなります。
だからこそ、人によって態度を変えることで、周りから陰で馬鹿にされることが増えるのです。
ほとんどの人に信頼されない
3つ目は、ほとんどの人に信頼されないことです。
理由は、人は安全を感じる相手にしか信頼を置かないからです。
人によって態度を変える人は、その不安定さから信頼を築くことが難しいです。
たとえば、上司にだけへつらい、部下には冷たく接する人がいた場合、誰もその人の本心が読めず、警戒心を抱きます。
その結果、信頼が生まれないため、どんなに頑張っても重要な役割を任されることはありません。
そのため、ほとんどの人から信頼されなくなり、人間関係において不利益を被ることになります。
誰にも助けてもらえない
4つ目は、誰にも助けてもらえないことです。
その理由は、人間は嫌いな人を避ける性質があるからです。
人は、好きな人に助けを差し伸べることが多く、逆に、嫌いな人とは距離を置こうとする傾向があります。
すでにご紹介したように、人によって態度を変える人は周囲から嫌われやすいため、仕事やプライベートで困難な状況に陥ったとしても、周りから助けてもらえないことが多いです。
そのため、困難な状況で周りの協力を得ることが難しくなり、結局は自分一人で問題を解決しなければならない状況に追い込まれる可能性が高いです。
人が離れて行く
5つ目は、人が離れて行き孤立することです。
理由は、人間が本能的に危険を避ける性質を持っているためです。
人間は本能的に安全な環境を求めますが、人によって態度を変える人は、その行動が不安定で危険と感じられることが多いので、周囲の人々は距離を置くようになります。
その結果、人間関係がどんどん希薄になり、最終的に孤立してしまうことが多いです。
長期的な人間関係を築けない
6つ目は、長期的な人間関係を築けないことです。
なぜなら、相手に信頼されないため、どこに行っても嫌われるからです。
たとえば、学生時代でも、就職してからでも、あるいはプライベートの場でも、表面的な関係は続けられても、いずれは人間性が危険だと判断されて深い絆を結ぶことは難しくなります。
結局、長期的な人間関係が築けないため、友人やパートナーとの信頼関係や絆が弱まり、人間関係から得られる幸せも感じることができなくなってしまいます。
人によって態度を変える人の末路までの一時的な幸運

人によって態度を変える人は、最終的には残念な末路をたどりますが、一時的には良い状況が訪れることもあるので、2つご紹介します。
- 会社に問題がない位置まで出世する
- 特定の人に可愛がられる
ただし、これらはあくまでも一時的です。
会社を退職すれば、これらの恩恵はなくなるので、いずれは上記のような残念な末路になることにかわりはありません。
会社に問題がない位置まで出世する
人によって態度を変える人が意外にも出世できるケースがあります。
なぜなら、特に男性の多い職場では、ゴマすりや上司に対する従順さが評価されることが多いためです。
たとえば、男性管理職が多い企業では、部下が自分に従順であれば評価を高くし、結果的にその部下がある程度のポジションまで昇進することがあります。
ただし、このような出世はあくまで「そこそこの位置」までであり、トップに立つことは難しいです。
なぜなら、人によって態度を変える人は、その行動から企業全体の信用を損なう可能性があるからです。
特定の人に可愛がられる
人によって態度を変える人は、特定の人に可愛がられる場合もあります。
これは、人間には「されたことを返す」という習性があるためです。
たとえば、目上の人に対して常にゴマをすり、従順な態度を取ることで、その人からひいきにされることがあります。
結果的に、特定の上司や先輩から可愛がられ、職場での立場が安定するケースもあります。
ただし、これは一部の人間関係に限られるため、広く信頼を得ることは難しいです。
そして、会社の外に出てしまえば、何の意味もないので、会社だけが生きがいの残念な人生には変わりありません。
人によって態度を変える人の心理

続いては、そんな残念な人によって態度を変える人の心理を5つご紹介します。
- 優位に立ちたい本能が強い
- 劣等感を抱えている
- 自己肯定感が低い
- 自分を認めてほしい
- 自分の価値をアピールしたい
優位に立ちたい本能が強い
1つ目は、優位に立ちたい本能が強いことです。
なぜなら、人間社会では、優位な立場にいる方が安全に暮らせるという歴史的な背景があるからです。
昔の集落や村社会では、リーダーや権力者に従うことで安全や食料を得ることができました。
現代でも、この本能が働き、職場やコミュニティ内で優位に立とうとする人がいます。
今では企業のトップや自治体のトップがその象徴です。
トップに近いポジションにいることで自分を守り、他人に対して有利な立場を得ようとする心理が態度の変化に繋がります。
そのため、優位に立ちたい本能が強い人ほど、人によって態度を変える傾向があると言えます。
劣等感を抱えている
2つ目は、劣等感を抱えていることです。
その理由は、劣等感を解消するために、他人を利用してしまうことがあるからです。
特に、自分の劣等感を感じる分野では、他者を見下すことで自分を優位に立たせ、劣等感を薄めようとする心理が働きます。
たとえば、学歴にコンプレックスがある人が、自分より学歴が低い人を見下して、自分の学歴に対する不満を一時的に解消しようとするケースがあります。
こうした行動は劣等感から来ており、相手を利用して自分を慰める形になります。
そのため、劣等感を抱えている人も、人によって態度を変えることがあります。
自己肯定感が低い
3つ目は、自己肯定感が低いことです。
というのも、自分で自分を肯定できないと、他人を利用して一時的に自分を高めようとする傾向があるからです。
自己肯定感が低い人は、自分の価値を他人に確認してもらうために、相手より優位に立ちたいと感じ、態度を変えることがあります。
たとえば、自分が高圧的な態度を取ることで、相手より自分が上だと感じ、自分を一時的に受け入れようとする人がいます。
これにより、一時的にでも自己肯定感を高めようとする心理が働いています。
そのため、自己肯定感が低い人も、人によって態度を変えやすいことがわかります。
自分を認めてほしい
4つ目は、自分を認めてほしいという欲求です。
その理由は、特に親の愛情が不十分だった人は、周りから認められることで心を満たそうとするからです。
子供の頃に十分な愛情を受け取らなかった人は、大人になっても承認欲求が強く、周りからの評価を非常に気にする傾向があります。
たとえば、自分より上の立場の人にだけ良い顔をして、そうではない人に対しては冷たく接するという行動を取ることがあります。
このような行動は、自分を認めてほしいという強い欲求から来ています。
そのため、認められたいという気持ちが強い人も、人によって態度を変えることがあります。
自分の価値をアピールしたい
5つ目は、自分の価値をアピールしたいという欲求です。
なぜなら、人には自分の良さを他人に示したいという自然な欲求があるからです。
自分の価値を認められることで、自分をより強く肯定し、他人との比較で優位に立ちたいと感じることが人間の心理として存在します。
たとえば、上の立場の人には好意的に接し、自分の価値をアピールする一方、相対的に自分より下と見なす人には雑な態度を取ることがあります。
これは、自分の価値をわかってほしくてアピールしたいという心理が働いているためです。
そのため、自分の価値をアピールしたい欲求が強い人も、人によって態度を変えがちです。
人によって態度を変える人の特徴

続いては、人によって態度を変える人の特徴を5つご紹介します。
- 感情的になりやすい
- 自分勝手
- 損得で行動する
- 人を見下すことがある
- 責任を人のせいにする
感情的になりやすい
1つ目は、感情的になりやすいことです。
なぜなら、人によって態度を変えること自体が感情的な行為だからです。
自分の感情に振り回され、他人に対する態度が変動することが多い人は、周囲から見ると安定しない印象を与えます。
たとえば、人を馬鹿にする言動や、急に冷たく接するなど、感情的な行動が目立つことが多くなります。
そのため、感情的になりやすいことは、人によって態度を変える人の特徴と言えます。
自分勝手
2つ目は、自分勝手な性格です。
その理由は、相手のことを考えられれば、態度を変えるような失礼な行動はしないはずだからです。
相手の気持ちを尊重し、他者に対して一貫した態度を取ることができる人は、安定した人間関係を築くことができます。
しかし、自分勝手な人は、自己中心的な判断で行動し、結果的に態度を変えることが多くなります。
たとえば、相手の立場を考えず、自分の利益を優先してしまう行動が目立つことが多いです。
そのため、自分勝手な性格の人も、人によって態度を変えることが多い傾向にあります。
損得で行動する
3つ目は、損得で行動することです。
なぜなら、人は自分の利益を守ろうとする本能があるからです。
しかし、この損得勘定が強すぎると、人によって態度を変える行動に繋がります。
自分にとって有利な人や状況にだけ良い態度を取り、逆に自分に利益をもたらさないと感じる人には冷淡な態度を取ることがあります。
たとえば、職場で上司には従順で、部下や同僚には冷たく接する人がいます。このような態度は、損得勘定からきています。
そのため、損得で行動する人は、人によって態度を変える特徴を持っていると言えます。
人を見下すことがある
4つ目は、人を見下すことがある点です。
なぜなら、人を見下すことで自分の心を満たし、優位性を感じることができるからです。
この心理は、劣等感を抱えていたり、自己肯定感が低かったりする人に見られることが多いです。
また、優位な立場になりたいという本能が強い人も、他者を見下すことで一時的に自分の価値を確認しようとすることがあります。
例えば、職場で部下や後輩に対して厳しい態度を取る上司がいる場合、その背景には劣等感や自己肯定感の低さが隠れていることが多いです。
そのため、人を見下す行動も、人によって態度を変える人の典型的な特徴の1つと言えます。
責任を人のせいにする
5つ目は、責任を人のせいにする点です。
というのも、自分の責任を認めると、自分の優位性が低下するという恐れがあるからです。
責任を他人に転嫁することで、自分の立場を守り、他者を犠牲にしてでも自身のイメージやポジションを保とうとする心理が働きます。
たとえば、職場で問題が発生した際に、自分のミスや不手際を認めず、同僚や部下に責任を押し付ける上司がいます。
これは、自己防衛の一環であり、責任を回避することで自身の優位性を守ろうとする典型的な行動です。
そのため、責任を人に押し付ける人も、人によって態度を変える人に共通する特徴です。
人によって態度を変える人への対処法

最後は、人によって態度を変える人への対処法を4つご紹介します。
- 相手の話すは聞き流す
- できるだけ距離を置いて関わらない
- 相手に感謝の言葉を伝える
- 相手の良さを認めてあげる
相手の話すは聞き流す
1つ目は、相手の話すことを聞き流すことです。
なぜなら、聞き流すことで自分がイライラしにくくなり、精神的な負担を軽減できるからです。
人によって態度を変える人に真剣に向き合ってしまうと、その理不尽な態度に悩まされ、ストレスを抱えることになります。
そして、相手の言動を深く考えすぎると、心が疲弊してしまいます。
例えば、自分だけに厳しい態度を取られたときに、「なんで私だけこんなに厳しいんだろう?」と考えすぎると、精神的なストレスが増してしまいます。
そこで、相手の言葉を聞き流し、深く考えないようにすることで、ストレスを軽減することができます。
そのため、相手の話を聞き流すことは、対処法の1つとして有効です。
また、いろいろ言われるときに聞き流す方法としては、こちらの記事『彼女の話を聞くのが疲れたなら、彼女とあなたを「同時に癒す聴き方」を!』も参考にしてみてくださいね。
できるだけ距離を置いて関わらない
2つ目は、できるだけ距離を置いて関わらないことです。
その理由は、物理的に距離を取ることで、心理的にも距離を保つことができ、相手の影響を受けにくくなるからです。
人によって態度を変える人との距離を置くことで、相手からの攻撃や不快な言動を避けることができます。
たとえば、職場やコミュニティ内でそうした人がいる場合、相手に近づかないだけでも、そのターゲットにされにくくなります。
直接的な接触を避けることで、余計なトラブルやストレスを防ぐことができます。
そのため、距離を置くことは、相手との関係をうまく調整する有効な手段です。
相手に感謝の言葉を伝える
3つ目は、相手に感謝の言葉を伝えることです。
なぜなら、感謝の言葉を伝えることで、相手の心が満たされ、攻撃的な態度が和らぐことがあるからです。
特に、自己肯定感が低い人は、他者からの感謝の言葉で自分の存在価値を感じることができ、攻撃的な言動を減らすことができます。
たとえば、相手が厳しい態度を取っている時でも、表面上だけでも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、相手の心にポジティブな変化が起こることがあります。
こうしたコミュニケーションは、相手との関係を改善する助けとなります。
そのため、感謝の言葉を積極的に伝えることは、対処法の1つとして効果的です。
相手の良さを認めてあげる
4つ目は、相手の良さを認めてあげることです。
というのも、褒められることで相手の心が満たされ、態度が軟化することがあるからです。
特に、劣等感を抱えている人や自己肯定感が低い人は、他者から認められることで安心し、自分を攻撃的に振る舞う必要がなくなります。
たとえば、劣等感が強い人が相手の場合、「あなたのこういうところがすごいね」と褒めることで、その人は自分が認められたと感じ、安心感を持つことができます。
その結果、他者を見下したり攻撃する必要がなくなることがあります。
そのため、相手の良さを認めてあげることは、対処法として非常に有効です。
人によって態度を変える人の末路まとめ
人によって態度を変える人の心理や特徴、そしてその対処法について詳しく解説してきました。
人によって態度を変える人は、優位に立ちたいという本能や劣等感、自己肯定感の低さが影響しています。
そのため、こうした人たちは、他者とのコミュニケーションにおいて不安定な関係を築くことが多くなります。
対処法としては、相手の話を聞き流す、距離を置く、感謝の言葉を伝える、良さを認めるといった方法が効果的です。
これらの方法を実践することで、相手とのストレスの少ない関係を保つことができると思うので、参考にしてみてくださいね。
参考資料
- 鈴木 祐、ヒトが持つ8つの本能に刺さる 進化論マーケティング、すばる舎、2022/8/4
- ロバート・B・チャルディーニ (著)、社会行動研究会 (翻訳)、影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか、誠信書房、2014/7/10


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