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心理学でわかる自分以外のみんなが嫌いになってしまう理由と心が楽になる方法

心理学でわかる「自分以外のみんなが嫌い」になってしまう理由と心が楽になる方法 自分を知る

自分のすべてを受け入れてくれる人がいない…と悩んでいる次のような方へ

  • どうせ私のことなんて誰もわかってくれない
  • 正直な気持ちを言ったら、きっと批判されて嫌われてしまう
  • なんでいつも、私ばかり我慢しなきゃいけないんだろう…

あなたのすべてを受け止めてくれる人が、ここにいます!

固まった心がスーッと軽くなる方法

 

「周りの人はどうしてこうなんだろう…」
「なんだか自分以外の人がみんな自分勝手に見える…」

 

そんな風に感じて、自分以外のみんなが嫌いになってしまい、人間関係に疲れや孤独を感じていませんか?

 

周りが嫌いに思ってしまうと、何もかもが嫌に感じてしまいますよね。

 

かつての僕も、周りの人が敵に見えてしまい、心の中で常に他人を批判しているような時期があり、毎日不満を感じていました。

 

ただ、自分以外のみんなが嫌いという感情は、心の奥深くにある「考え方のクセ」が原因かもしれません。

 

この記事では、心理学、特に「アタッチメント(愛着)理論」や「交流分析」といった分野の視点から、なぜ「自分以外のみんなが嫌い」になってしまうのか、その根本的な原因をご紹介します。

 

そして、その苦しい状況から抜け出し、心を少しでも楽にするための具体的な方法も解説します。

 

もしあなたが、今の人間関係の悩みを少しでも軽くしたいと思っているなら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

アタッチメント理論からわかる自分以外のみんなが嫌いになる理由

アタッチメント理論からわかる自分以外のみんなが嫌いになる理由

 

「自分以外みんな嫌い」と感じてしまう理由を探る一つ目の鍵が、アタッチメント(愛着)理論です。

 

これは、イギリスの精神科医ジョン・ボウルビィが提唱した理論で、「子どもが養育者(基本的には母親)との間に築く絆(愛着)が、その後の対人関係の土台となる」という考え方です。

 

子どもは、養育者を「安全基地」とします。

 

困ったときや怖いときにいつでも戻ることができ、無条件で受け入れてもらえる場所が、養育者になります。

 

この安全基地となる養育者が安定していると、子どもは安心して外の世界を冒険でき、「自分は愛される価値がある存在だ」「他人は信頼できる」という、その後の人間関係の土台となるポジティブな感覚を育むことができるんです。

 

しかし、養育者の関わり方によっては、この愛着が不安定な形で形成されることがあります。

 

そして、その愛着のパターン(愛着スタイル)は、大人になってからの人間関係にも色濃く影響を与えると言われています。

 

そんな愛着スタイルは、大きく分けて以下の3つに分類されることが多いです。

 

  1. 安定型: 自分にも他者にも肯定的なイメージを持ち、自然に人と親密な関係を築ける。
  2. 不安型: 自分に自信がなく、常に見捨てられる不安を抱えている。相手にしがみついたり、過剰に愛情を求めたりする傾向がある。
  3. 回避型: 他者と親密になることを避け、人に頼らず、感情をあまり表に出さない。自己完結しがちで、人との間に壁を作る傾向がある。

 

この中で、「自分以外みんなが嫌い」という感情に繋がりやすいのが、③の「回避型」の愛着スタイルです。

 

回避型の人は、そもそも他人と深く関わろうとしません。

 

なぜなら、幼少期に養育者に甘えたり頼ったりしても、それに応えてもらえなかった経験から、「人に期待しても無駄だ」「自分のことは自分でやるしかない」と無意識のうちに学んでしまうからです。

 

実は、僕も子どものころに、母親に受け入れてもらえることが少なく、どちらかというと喧嘩ばかりしていることが多くあり、回避型の人間関係を築くことが多くありました。

 

そのため、周囲とのかかわりを避け、少しでも自分に危害を与える相手が現れれば、強い嫌悪感がありました。

 

こうした回避型の愛着スタイルをとる背景には、人に期待しないことで、傷つくことから自分を守っている、というメリットがあるんです。

 

しかし、この「人との間に壁を作る」というスタイルが、結果的に「みんなが嫌い」という感情を生み出す土壌となります。

 

  • 人と深く関わらないため、相手の長所や良い面に気づく機会がない
  • 表面的な言動や、自分とは違う価値観だけが目につき、相手を「理解できない存在」として認識しやすい
  • 「どうせ他人は頼りにならない」という前提で人を見ているため、相手の些細な欠点や失敗を「やっぱりダメだ」という確信に変えてしまう

 

このように、人を避けるという行動が、相手のネガティブな側面ばかりを拾い集める結果となり、それが「嫌い」という感情として認識されてしまうことがあるんです。

 

自分以外を嫌いになってしまうのは、アタッチメント理論から考えると、嫌いだから避けるのではなく、避けているから嫌いになっていく、という側面があるのかもしれません。

 

交流分析からわかる自分以外のみんなが嫌いになる理由

交流分析からわかる自分以外のみんなが嫌いになる理由

 

続いて、アタッチメント理論とはまた別の視点から、自分以外を嫌いになってしまう理由についてご紹介します。

 

心理学の一分野である交流分析(Transactional Analysis)では、人が自分自身と他人をどのように捉えているかについて、「4つの基本的かまえ」という考え方で説明します。

 

これは、私たちが生きていく上での、いわば「心の立ち位置」のようなものです。

 

具体的には、次の4つのタイプに分けられます。

 

  1. 【自己肯定・他者肯定】I’m OK, You’re OK.
    • 「私もOK、あなたもOK」というスタンス
    • 自分自身の価値を認め、同時に他人の価値も尊重できる、最も健全で安定した心の状態
  2. 【自己否定・他者肯定】I’m not OK, You’re OK.
    • 「私はダメだ、あなたはOK」というスタンス
    • 自分に自信がなく、他人と自分を比較して劣等感を抱きやすい状態
  3. 【自己肯定・他者否定】I’m OK, You’re not OK.
    • 「私はOK、あなたはダメだ」というスタンス
    • 自分は正しくて優れているが、他人は劣っていて間違っている、と捉える状態
  4. 【自己否定・他者否定】I’m not OK, You’re not OK.
    • 「私もダメだ、あなたもダメだ」というスタンス
    • 自分にも他人にも価値を見出せず、人生に対して無気力で投げやりになりやすい状態

 

この記事のテーマである「自分以外のみんなが嫌い」という感情は、③の「私はOK、あなたはダメだ(I’m OK, You’re not OK.)」という基本的かまえが強く影響している状態です。

 

このかまえを持つ人は、自分の中に絶対的な正しさの基準があり、そこから外れる他人が許せないことがあります。

 

そのため、周りの人の欠点や未熟さが非常に目につきやすく、「なぜみんなこんなにダメなんだろう」という怒りや軽蔑の感情を抱きがちになり、周りを嫌いになってしまいます。

 

こうした基本的かまえは、養育者とのかかわり方で決まるとされています。

 

というのも、交流分析では、人の自我を大きくわけて3つに分類します。

 

  • 親の自我:養育者の影響を受けた自我
  • 大人の自我:物事を中立の立場から考えられる自我
  • 子どもの自我:好き嫌いなどの自分の感情がでる自我

 

これらの自我のうち、親の自我は養育者の影響を受けるとされており、親が周りを嫌っていると、その影響を受けやすくなります。

 

それぞれの自我についての詳細は、以下の記事で解説しているので、気になる方は参考にしてみてください。

 

 

では、なぜこのような「自分はOK、みんなはダメだ」という心の立ち位置が形成されたり、回避型の愛着スタイルが形成されたりしてしまうのでしょうか。

 

そこで次に、その原因をさらに詳しくご紹介します。

 

「愛着スタイル」や「基本的かまえ」が形成される背景

「愛着スタイル」や「基本的かまえ」が形成される背景

 

ここでは、先ほどご紹介した「回避型の愛着スタイル」や「自分はOK、みんなはダメだという基本的かまえ」は、どのようにして形成されるのかをご紹介します。

 

アタッチメント理論や交流分析では、これらの心のクセは、その人が持って生まれたものではなく、主に幼少期に最も多くの時間を過ごした養育者との関わりの中で形成されると考えられています。

 

具体的には、以下のような養育者との関わりが考えられます。

 

養育者が他者を見下すモデルだった

 

子どもは、スポンジが水を吸うように、周りの大人の言動や価値観を吸収して成長します。

 

これは、人に限らずあらゆる動物が親を見て学びます。

 

そして、幼い子どもにとっては、親の価値観がすべてです。

 

親に叱られれば自分が悪いと思うしかありません。

 

ただ、養育者が日常的に他人の悪口を言ったり、社会への不満を口にしたり、誰かを見下すような態度を取ったりしていたとしたらどうでしょうか。

 

このような環境では、子どもは無意識のうちに「他人は信頼できない、批判されるべき存在だ」という価値観を刷り込まれます。

 

これが「みんなはOKではない」という基本的かまえや、人を信じられない「回避型の愛着」につながっていくことがあります。

 

非常に厳しい環境で自分を守る必要があった

 

養育者から厳しくされすぎたり、理不尽な扱いを受けたり、感情的な要求に応えてもらえなかったりする環境で育った場合も、心のクセが形成されることがあります。

 

程度の差はあれど、辛い状況だと、生き抜くために子どもの心は防衛機制を働かせます。

 

その1つが、「人に期待しても無駄だ」と心を閉ざし、「回避型の愛着スタイル」を身につけて、それ以上傷つかないように自分を守ることです。

 

同時に、「悪いのは自分じゃない。自分をこんな風に扱う周りの方がおかしいんだ」と考えることで、かろうじて自己の尊厳を守ろうとします。

 

これが「自分はOK、みんなはダメだ」という基本的かまえにつながります。

 

過剰な賞賛と他者比較の中で育った

 

一見、前の例とは正反対に思えるかもしれません。

 

でも、常に「他の子よりも優れている」という比較を伴う形で賞賛され続けると、「自分は他人とは違う、特別な存在だ」という万能感を抱くようになります。

 

その結果、自分より「できない」と感じる人を見下す「自分はOK、みんなはダメだ」という基本的かまえが強く形成されてしまうことがあります。

 

このように、「自分以外みんな嫌い」という感情は、あなたの性格が元々悪いからではなく、幼少期の環境の中で知らず知らずのうちに身につけてしまった「心のクセ」である可能性があります。

 

そのため、ある意味では、その環境を生き抜くための「生存戦略」だったとも言えるんです。

 

こうした幼少期の環境により、「自分以外みんな嫌い」という感情が生まれてしまうことがあります。

 

ただ、心理学の知識を利用することで、こうした感情を変えることができます。

 

そこで、最後に現状の辛さを克服するための対処法をご紹介します!

 

自分以外みんな嫌いなときの対処法

「自分以外みんな嫌い」なときの対処法

 

「回避型の愛着」や「自分はOK、みんなはダメだ」という心の構えは、人を孤独にし、人間関係をギクシャクさせ、結果的に「生きづらさ」につながってしまいます。

 

しかし、大切なのは、これは変えることができるということです。

 

今からでも自分の心のクセに気づき、少しずつ視点を変えていくことで、世界は違って見えてくるかもしれません。

 

ここでは、そのための具体的なテクニックとして、心理学でよく用いられる「リフレーミング」をご紹介します。

 

以下の記事でもご紹介していますが、リフレーミングとは、ある物事を捉えている枠組み(フレーム)を、意識的に別の枠組みで捉え直すことです。

 

 

心理学では、感情は出来事をどのように認識するかで決まるとされています。

 

ここでは、具体的なリフレーミングの方法をご紹介します。

 

他人の「嫌いな部分」のフレームを変えてみる

 

あなたが「嫌いだ」と感じる他人の特徴を、別の言葉で言い換えてみることはできないでしょうか。

 

人の短所と長所は、多くの場合、同じ性質の裏と表です。

 

例えば、以下のようなリフレーミングがあります。

 

  • 「あの人は優柔不断でイライラする」
    • → リフレーミング:「物事を慎重に、深く考えられる人なんだな」
  • 「あの人はおせっかいで鬱陶しい」
    • → リフレーミング:「面倒見が良くて、周りの人を気遣える人なんだな」
  • 「あの人は頑固で話が通じない」
    • → リフレーミング:「自分の信念をしっかり持っている、意志の強い人なんだな」

 

このように、見方を変えるだけで、相手の印象が少し和らぎませんか?

 

別に相手を好きになる必要はありません。

 

「そういう見方もできるかもしれない」と考えるだけでも、一方的な嫌悪感は薄れていくはずです。

 

「みんな」という大きな主語を分解してみる

 

「自分以外みんなが嫌い」という考えは、認知の歪みの一つである「過度の一般化」に陥っている可能性があります。

 

一度、冷静に考えてみてください。

 

本当に、あなたの知っている人「全員」が嫌いでしょうか?

 

おそらく、中には「特に好きでも嫌いでもない人」や、「この人のこういうところは少し良いかもしれないと思える人」、「昔は親切にしてもらったことがある人」などもいるのではないでしょうか。

 

「みんな」という大きな主語で物事を捉えると、問題が漠然としすぎて対処できなくなってしまいます。

 

まずは、「みんな」という言葉を使うのをやめて、「今、私が特に嫌だと感じているのは、〇〇さんの△△な言動だ」というように、問題を具体的に特定するクセをつけてみてください。

 

そうすることで、漠然とした嫌悪感が和らぎ、対処可能な個別の問題へと変わっていくはずです。

 

「なぜ?」ではなく「どうしたら?」で考える

 

「なぜあの人はあんな行動をするんだ!」と相手を責める思考は、あなたを怒りや嫌悪のループに閉じ込めてしまいます。

 

この思考のフレームを、
どうしたら、この状況が少しでも良くなるだろうか?」
どうしたら、自分はこの人ともう少し楽に関われるだろうか?」
という、未来に向けた問いに変えてみてください。

 

例えば、仕事でミスばかりする同僚にイライラしているなら、「なぜあいつはいつもミスをするんだ!」と怒る代わりに、「どうしたら、彼がミスをしにくくなるだろう? もしかしたら、仕事の進め方で何か困っているのかもしれない。一度、何か手伝えることはないか聞いてみようか」と考えてみます。

 

もちろん、必ずしもあなたが相手を助ける必要はありません。

 

しかし、相手を責めるだけの思考から、解決策を探す思考へと切り替えるだけで、あなたの心の負担は大きく減るはずです。

 

相手を変えることは難しいですが、こうした自分の関わり方や視点を変えることは、今すぐにでも始めることができ、自分の感情を変えることに繋がります。

 

そのため、ここまでにご紹介したような認識を変えるテクニックを参考にして、生きづらさを緩和してみてくださいね。

 

■ まとめ

 

今回は、「自分以外のみんなが嫌い」という苦しい感情の背景にある心理的なメカニズムと、その対処法についてご紹介しました。

 

その感情は、あなたの性格が悪いのではなく、幼少期の経験から形成されたアタッチメント(愛着)のパターンや、「自分はOK、みんなはOKではない」という心のクセ(基本的かまえ)が原因かもしれません。

 

しかし、その「かまえ」や「スタイル」は、一生変えられないものではありません。

 

今回ご紹介したようなリフレーミングを使ったり、以前にご紹介した以下のような心理療法を利用することで少しずつ変えていくことはできます。

 

 

その結果、あなたの周りの世界は、以前とは少し違って見えるようになるはずです。

 

すぐに全ての人を好きになる必要はありませんし、焦らなくても大丈夫です。

 

まずは、「嫌い」という強い感情を、「まあ、そういう人もいるか」という、少し距離を置いたニュートラルな状態に近づけることを目指してみてくださいね。

 

それだけでも、あなたの心は驚くほど軽くなり、人間関係のストレスは大きく減っていくはずです。

 

参考資料

 

本記事を書くにあたり、下記の本を参考にしました。

 

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