自分のかまってちゃんな性格が嫌い…。
周りに大切にされていないと感じると、つい感情任せの言動をしてしまい、あとで自己嫌悪。
自分でもかまってちゃんな言動をやめたいけど、そんな自分をコントロールするのが難しい…。
このようにかまってちゃんな言動をどうにもできずに悩んでいませんか?
僕も、昔は思うようにいかないことがあると、かまってちゃんな言動をとってしまうことがありました。
それでも、今ではかまってちゃんな言動もかなり収まりました。
そこでこの記事では、自分のかまってちゃんな性格が嫌いで悩んでいる方のために、僕が心理学を学んでわかった原因や対処法をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
かまってちゃんの自分が嫌いな時に知ってほしいこと

かまってちゃんな言動って、コントロールできないからこそ、大きな悩みになりますよね。
そこではじめに、なぜかまってほしい言動をしてしまうのか、そしてどうしてやめられないのか、についてご紹介します。
この理由を知るだけでも、自分のことがわかって心が楽になるかもしれません。
かまってほしい言動をしてしまう理由
かまってほしい言動をしてしまう理由として、人間の本能が考えられます。
心理学などの研究により、人には承認欲求や愛されたい欲求、人と繋がりたい欲求があることがわかっています。
例えば、自分の存在を認めてもらえたり、恋人や仲間に受け入れてもらえたりすると嬉しいですよね。
このように人の本能には、誰かに認められることや、誰かと繋がることを求めるからこそ、かまってほしい言動をコントロールすることが難しいんです。
ちなみに、承認欲求や誰かと繋がりたいという欲求が現れるのは、かまってちゃんな言動だけではありません。
ブランドや高級品が欲しくなったり、有名人が使っているものが欲しくなったりするのも、こうした人間の本能が影響していると考えられています。
このように本能が影響する言動は、コントロールすることが難しいですが、まったくコントロールできない訳ではないので、安心してくださいね。
ここでは、「かまってちゃんな言動をコントロールできない自分はダメなんだ」と思ってほしくないため、上記の理由をご紹介しました。
むしろ、「本能が影響しているなら、それはコントロールするのは難しいよね」と自分を許してあげる理由を作ってほしくてご紹介しました。
かまってほしい言動をやめられない理由
かまってちゃんな言動をしてしまうのは、本能の影響が考えられます。
だからこそコントロールするのが難しいんですが、かまってちゃんな言動をやめられない理由として、心理学的には他の理由も考えられます。
それは、かまってちゃんな言動にはメリットがある、という理由です。
臨床心理学の分野では、行っている言動には自分にメリットがある、という考え方があります。
ただ、そう言われても「かまってちゃんな言動にメリットなんてない!」と思うのが普通だと思います。
でも、小さな子どもを想像してみてください。
小さな子は、親にかまってもらえないと、泣いたり、イタズラをしたり、怒ったりして親の気を引くことができますよね?
つまり、かまってちゃんな言動には、相手の気を自分に引き寄せるというメリットがあることを、小さい頃に人は学びます。
このように、小さい頃からのクセとして身についているからこそ、成長してからも無意識にかまってちゃんな言動をして、相手の気を引こうとしてしまうんです。
そして、小さな頃からのクセは、無意識レベルで身についているからこそ、やめることが難しくなります。
ここまでに、かまってちゃんな言動をしてしまう理由をご紹介しましたが、世の中には、かまってちゃんな言動をしない人もいますよね。
そこで、次にかまってちゃんな性格に影響する原因をご紹介します。
かまってちゃんの性格が強くなる原因

心理学では、人の性格には、さまざまな要因が関わっている、という考え方があります。
そのため、かまってちゃんな性格にも、複数の原因が考えられます。
ここでは、これまでに僕が心理学を学んで知った情報をもとに、性格に影響する3つのことをご紹介しますね。
- 遺伝の影響
- 養育者の影響
- 信念の影響
遺伝の影響
1つ目は、遺伝の影響です。
人には、優しさや怒りっぽさといった様々な性格がありますが、その多くの性格の遺伝率は約50%と言われています。
つまり、親がかまってちゃんな性格だと、子どももかまってちゃんな性格になりやすいことを意味します。
ただし、遺伝だけで性格が決まるわけではありません。
心理学の研究により、性格には周囲の環境なども影響すると言われています。
養育者の影響
かまってちゃんな性格には、周囲の環境も影響します。
環境において影響力が強いものの1つが、養育者(育ての親)です。
人は、成長する過程で、親からの愛情を受けることで安心することができます。
例えば、親からの愛情の受け取り方の違いによって、他人との関わり方が3種類に分類されます。
- 安心型愛着スタイル
- 不安型愛着スタイル
- 回避型愛着スタイル
親からの愛情をしっかり受け取って育つと、安心型愛着スタイルになりやすく、親以外とも安心した関係を築くことができます。
一方で、親からの愛情が十分ではない場合になりやすいのが、不安型と回避型の愛着スタイルです。
不安型愛着スタイルだと、他人を信じられないため、恋愛では相手の愛情を確かめるような言動をして、かまってちゃんな言動をとりやすくなります。
また、回避型愛着スタイルでは、他人を信じられないため、人とのかかわりを避けるような行動をとりやすくなります。
つまり、かまってちゃんな言動の背景には、養育者からの愛情が十分ではない可能性もあるんです。
ちなみに僕の場合は、回避型愛着スタイルに近いです。
子どものころを振り返ると、親からの愛情を感じられる記憶よりも、怒られたようなネガティブな記憶の方が圧倒的に多くあります。
そのため、回避型でありながら、不安型でもあるので、相手の気持ちを試すような言動をとってしまうことがよくありました。
信念の影響
かまってちゃんな性格に影響する3つ目は、信念です。
信念とは、その人が無意識で持っている価値観です。
そして、認知療法の分野では、人は起きた出来事に対して、信念を通して判断すると言われています。
例えば、遠くにいる友達に話しかけたときに、友達に気づかれなかったとします。
このとき、「私は愛される価値がない」という信念を持っている人は、「私が好きじゃないから無視をしたんだ」と思い、かまってちゃんな言動をしてしまいます。
しかし、「人間はみんな親切」という信念を持っている人は、「わたしの声が聞こえなかっただけか」と思い、友達に気づかれなくてもネガティブにとらえることはありません。
このように、人は信念を通して世の中を見ているので、「他人は信じられない」というような信念が性格に影響して、かまってちゃんな言動をしてしまうことがあります。
かまってちゃんの自分が嫌いなときの対処法

ここまでに、かまってちゃんな言動をしてしまう理由や原因についてご紹介しましたが、1番知りたいのは、どうすれば良いか?ということですよね。
そこで、かまってちゃんな自分が嫌いなときの対処法を4つご紹介します!!
- 自分にポジティブなストロークを与える
- 自分の認識に反論する
- 相手の立場になってみる
- 自分の信念を癒す
自分にポジティブなストロークを与える
1つ目は、自分にポジティブなストロークを与えることです。
「ストローク」というのは、心理学の専門用語です。
心理学の中でも交流分析では、人と人との触れ合いをストロークと呼んでいて、ストロークには、物理的な触れ合いだけでなく、言葉や態度による触れ合いも含まれます。
そして、ストロークを、「ポジティブ・ネガティブ」、「無条件・限定的」の2軸で考えます。

このうち、ポジティブで無条件のストロークを自分に与えることがポイントです。
ポジティブで無条件のストロークの例としては、自分に優しい言葉をかけてあげたり、自分の体をいたわってあげたりすることがあります。
こうしたポジティブで無条件のストロークを、自分で自分に与えてあげるだけでも効果があると言われています。
というのも、人には、承認欲求があることをすでにご紹介しましたが、認められる相手は自分でも良いからです。
むしろ、多くの人は、周りから認められたいと思う一方で、周りの人を認めてあげようと思いは弱いはず。
そんな状況で周りから認められるのは、かなりハードルが高いですよね。
だからこそ、自分で自分を認めてあげるんです。
個人的には、愛している言葉や大切にしている言葉、感謝している言葉を自分にかけると、心が軽くなることがよくあります。
これは、毎日簡単にできるので、ぜひ自分にポジティブで無条件のストロークを与えてみてくださいね。
自分の認識に反論する
2つ目の対処法は、自分の認識に反論することです。
かまってちゃんな言動をしてしまう原因として、信念をご紹介しました。
信念を通して世の中を見ることで認識が生まれ、行動に繋がります。
そこでポイントになるのが、信念によって生まれた認識に反論することです。
認識によって行動が生まれているため、認識を変えることができれば、行動を変えることができる、という訳です。
例えば、複数の友達とオンラインで話しているときに、他の人が自分の話を聞いてくれないと、「自分がないがしろにされている」と思ってしまいませんか。
もし、ないがしろにされていると認識すると、かまってちゃんな行動をしやすくなります。
でも、ここで他の認識に変えることができれば、行動を変えることができます。
例えば、誰だって夢中になると周りが見えにくくなりますよね。
だからこそ、友達は自分をないがしろにしているのではなく、会話に夢中になっていることで、周りが見えにくくなっているだけだ、と考えることもできるはずです。
このように、「ないがしろにされている」という認識に、本当にそうなの?と反論して、違った認識を見つけるようにします。
これだけでも、かまってちゃんな言動をコントロールしやすくなるはずです。
相手の立場になってみる
3つ目は、相手の立場になってみることです。
心理学の専門用語では、メタ認知と言います。
客観的な立場をとるメタ認知には、自分を制御しやすくなる効果があると言われています。
つまり、かまってちゃんな言動をとりやすい状況を、客観的な立場から見るようにすることで、自分をコントロールしやすくなるんです。
そのため、メタ認知を働かせるための手段として、相手の立場になることを利用します。
もちろん、相手の立場になること以外にも、状況を第三者の視点からとらえることや、他の友達が自分と同じ状況なら自分は何て声をかけてあげるかなど、客観的な視点なら他でも良いので、ぜひ試してみてくださいね。
自分の信念を癒す
最後は、自分の信念を癒す方法です。
これまでの説明で、信念の影響で認識が生まれ、かまってちゃんな言動をしてしまうことをご紹介しました。
このことから分かるのは、信念が根本的な原因の可能性があることです。
なぜなら、信念が変われば認識が変わって、行動も変わるためです。
では、どうやって信念を変えるのか?
それは、信念を癒すことです。
臨床心理学では、信念を癒す方法があり、僕も以前に「自分が嫌い」という認識に隠れている信念を見つけて癒したことで、自分を嫌いな状況から抜け出すことができました。
具体的な方法は、以下の記事で紹介しているので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
個人的には、かなりおすすめの方法です!
かまってちゃんな言動が出たときに気を付けたいこと

最後は、かまってちゃんな言動が出たときに、気を付けたいポイントをご紹介します。
先ほどご紹介した対処法を試すことで、少しずつですが、かまってちゃんな言動が減ってくると思います。
それでも、いきなりゼロになることはありません。
これからも、何度もかまってちゃんな言動をしてしまうと思います。
そんなとき、ここでご紹介するポイントを意識してみてくださいね。
それだけで、心が軽くなるので、結果的に自分をコントロールしやすくなるはずです。
かまってちゃんな言動をしても自分を責めない
かまってちゃんな言動をしても自分を責めないことです。
これまでは、かまってちゃんな言動をすると、「またやってしまった…」と自己嫌悪していたかもしれません。
そうなると、自分を責めてどんどん気持ちが沈みませんか?
ネガティブな感情は強いので、一旦気持ちが落ち込むと、ネガティブなことばかり考えてしまうし、元通りになるまで時間がかかります。
そこで、ここまでにご紹介したことを参考に、楽観的な認識に変えてみてください。
例えば、かまってちゃんな行動をするときもあるよね、と思って自分を許してあげます。
それだけで、必要以上に落ち込まなくなり、その結果、かまってちゃんな言動をコントロールしやすくなるはずです。
なので、自分を必要以上に責めないことがポイントになります。
周りに期待しない
2つ目は、周りに何かを期待しないことです。
かまってちゃんな言動をしてしまう背景には、周りへの期待が隠れていることがあります。
特に、親からの愛情が十分ではない場合、親の愛情を期待してしまいがちです。
しかし、残念ながら多くの人は誰かの期待に応えようとは思っていません。
基本的には、自分を優先するのが生き物です。
なので、周りに期待すると、自分ばかり苦しくなってしまいます。
周りに期待するのではなく、自分で自分に求めるものを与えるようにしてみてください。
そうした意識を持つだけでも、かまってちゃんな言動をコントロールしやすくなると思います。
かまってちゃんの言動は悪くない
最後は、かまってちゃんな言動は悪くない、という考え方です。
これまでは、かまってちゃんな言動は悪いものだと思っていたかもしれません。
たしかに、周りに不快な思いをさせることはよくないと思いますが、それでも認められたいという思いや、愛されたいといった思いは、本能から来る自然な感情です。
それに、認められたいという思いがあるからこそ、何かを頑張ることができる、ということもあります。
このように、「かまってちゃんな言動=自然なこと」と捉えてみてください。
そうすることで、今の自分自身を受け入れるようになり、それだけ自己否定が弱くなり、心も軽くなると思います。
そして、心に余裕ができれば、かまってちゃんな言動も減ってくるはずです。
そのため、かまってちゃんな言動をしてしまうことがあっても良い、ということは忘れないでくださいね。
まとめ
かまってちゃんの自分が嫌い。
そんなあなたのために、僕が心理学を学んでわかったことや、実践してみて良かった方法をご紹介しました。
すぐに自分の性格を変えることは難しいですが、それでも少しずつ変わることはできます。
それに、今は自分の嫌いな部分にばかり意識がいっているかもしれませんが、あなたにも良いところが必ずあります!
必ずです。
だからこそ、ご紹介した内容を参考にして、長い目で見ながら少しずつ自分と向き合ってみてください。
その過程で、自分で自分をさらに大切にできるようになり、より生きやすい日常を歩めるようになるはずです。
そして、あなたがそうなることを願っています。
参考資料
本記事を書くにあたり、下記の本を参考にしました。
- 「本当の自分」がわかる心理学
- わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―
- 認知心理学を知る
- 世界でひとつだけの幸せ
- 親といるとなぜか苦しい:「親という呪い」から自由になる方法
- イラストレート心理学入門


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