- 自分が嫌い。
- 自分の何もかもが嫌い。
- 自分を好きな人がうらやましい。
- できるなら、これ以上自分を嫌いになりたくない。
自分を嫌いだと、苦しいですよね。
自分のダメなところと向きながら生きることは、本当に心が苦しいと思います。
昔の僕もそうでした。
でも、今は自分を嫌いな状態から抜け出すことができました。
自分を好き、とまではいかないけど、それでも自分を嫌いな状態から抜け出したことで、今は気持ちがどんよりした日々を過ごすことはありません。
ここでは、僕が心理学を学び、実践したことで、自分を嫌いにならなくなった方法をご紹介します。
あなたがこれ以上、自分を嫌いにならないように、少しでも参考になれば嬉しいです。
自分を嫌いになる原因

なぜあなたは自分を嫌うのか、その理由を考えたことはありますか?
意外と、その理由を考えたことがある方は少ないのではないでしょうか。
そこではじめに、心理学を学んでわかった自分を嫌いになる理由を3つご紹介します。
- 信念の影響
- 遺伝の影響
- 過去の出来事の影響
信念の影響
自分を嫌いになる1つ目の原因は、信念の影響です。
信念とは、心理学の用語で、その人が無意識に持っている価値観のようなものです。
心理学では、人は信念を通して物事を認識すると考えられています。
例えば、人に話しかけて無視されたとします。
このとき、「自分には価値がない」という信念を持っていると、「どうせ自分なんて相手にする価値もないよね…」と思ってしまいます。
同じ状況でも、「自分は周りに愛されている」という信念を持っている人は、「タイミングが悪かっただけかな」などと思い、自分を卑下することはありません。
このように、自分が持っている信念を通して物事を認識します。
そのため、自分に対するネガティブな信念を持っていると、自分を嫌いになってしまうことがあります。
遺伝の影響
2つ目の原因は、遺伝の影響です。
心理学を学んでわかったのは、人の性格の遺伝率は50%程度、ということです。
性格というのは、優しさとか、怒りっぽさとか、色んな種類がありますが、そのほとんどの性格が約50%の遺伝率だと言われています。
そのため、両親が自分を責めたり、卑下したりするような性格だと、子どもは自分を嫌いになってしまう可能性が50%程度と考えられます。
過去の出来事の影響
最後の原因は、過去の出来事の影響です。
交流分析や精神療法の分野では、過去の出来事が性格に影響すると考えられています。
過去の出来事の中でも、性格に強く影響すると言われているのが、育ての親とのかかわりです。
例えば、親からの愛情をたくさん受け取って育った子どもは、自分に対してポジティブな気持ちを持ちやすくなります。
一方で、親からの愛情が十分ではない場合は、自分にネガティブな気持ちを持ちやすくなります。
このように、過去の出来事、とくに育ての親とのかかわりも自分を嫌うことに影響する可能性があるんです。
ただし、ここで気を付けてほしいのは、たとえ親からの愛情が十分ではないとしても、親が悪いという訳ではありません。
というのも、ほとんどの親は心理学に詳しくないので、子どもへの愛情の注ぎ方を知らないからです。
そのため、あくまでも原因の1つとして考えられるだけで、親に責任転嫁しないように気を付けてくださいね。
自分を嫌いな人がとってしまう言動

続いて、自分が嫌いな人がとってしまう言動をご紹介します。
これを知っているだけでも、自分を嫌いにならないために役立つはずです。
その理由については後ほどご紹介します。
ここでは、以下の言動をしているかを確認してみてくださいね。
- 投影
- 回避
- 承認を求める
投影
1つ目は、投影です。
投影とは、自分の価値を周りに映すことです。
例えば、恋人が自分の言うことを聞いてくれないことがあったとします。
このとき、「自分を好きじゃないんだ」と思ってしまう方は多いです。
この認識は、恋人の行動に自分の価値を投影した結果、生じていますよね。
でも、本来は恋人の言動と、恋人が自分をどう思うかは、別の話です。
恋人が仕事で疲れていたら、好きでも希望を叶えられないことだってあります。
このように、自分を嫌いになる人の場合、自分の価値を周りに投影してさらに自分を卑下してしまうことがあります。
回避
2つ目は、回避です。
あなたは、危険なものが近くに現れると、離れようとしませんか?
人は、無意識に危険を避けようとします。
そして、人間関係や初めてやることなどは、失敗することで自分のダメなところと向き合わないといけない可能性(危険)がありますよね。
つまり、自分を嫌いにならないために、無意識に人間関係や新しいことを避けようとすることがあるんです。
実は、僕も昔から人間関係が苦手で自分の部屋が唯一安心できる場所でした。
このように、自分を嫌いな人の場合、人間関係や新しいことを避けることもあります。
承認を求める
3つ目は、承認を求めることです。
承認を求めることは、人間がもともと持っている欲求と言われています。
そのため、周りから褒められたり、もてはやされたりすることを自然と求める生き物です。
ただ、承認欲求の強さの程度には、個人差があります。
そして、自分を嫌いな人の場合、周りから認められたいという欲求が強くなることがあります。
特に自分を嫌いな人は、自分を認められないからこそ、周りに認めてもらいたい、と思うことがあるんです。
もし、かまってちゃんな行動や周りに認められようとする言動をしていたら、そのことに気づけるようになるだけでも心が軽くなるはずです。
自分を嫌いにならないために簡単にできる方法

最後は、自分を嫌いにならないために、簡単にできる方法をご紹介します。
サクッと簡単にできることから、時間はかかるけど簡単にできる方法まで、6種類をご紹介するので参考にしてみてくださいね。
目標を決めて挑戦する
1つ目は、目標を決めて挑戦することです。
ポジティブ心理学の分野では、幸せに生きるためのポイントを5つにまとめています。
そして、それぞれの頭文字をとって、PERMAと表現しています。
PERMAの要素は、それぞれ以下です。
- Positive emotion:ポジティブな感情
- Engagement:没頭・熱中
- Relationship:人間関係
- Meaning:生きる意味
- Achievement:何かを達成すること
このことから分かるのは、目標を決めて達成するために没頭することは、幸せに生きるための2つのポイントを含んでいます。
そのため、目標に向かって没頭することで幸せな日々を送りやすくなるため、間接的に自分を嫌いにならないことにつながります。
もし、やってみたいことがあるなら、思い切って挑戦してみることがおすすめです。
もちろん、ポジティブな感情を意識したり、良い人間関係を築こうとしたり、生きる意味を見つけたりすることもおすすめです!
リフレーミング
2つ目は、リフレーミングです。
リフレーミングとは、認識を変える心理テクニックです。
ここまでにご紹介したように、自分を嫌いになるのは、自分に対するネガティブな認識が1つの原因です。
そのため、認識を変えることができれば、自分を嫌いにならずに済むはずです。
例えば、仕事に失敗して「自分はダメだ…」と認識すると自分を嫌いになってしまいます。
そこで、リフレーミングを使って他の認識を見つけます。
もし「これも良い経験になった」という認識ができれば、自分を嫌いにならないですよね?
このように自分を嫌いになる認識をしたら、リフレーミングをすることもおすすめです。
認識への反論
3つ目は、認識への反論です。
認知療法の分野には、ABCDE理論というものがあります。
- A(Activating Event):出来事や状況
- B(Belief):信念
- C(Consequence):結果としての感情や行動
- D(Dispute):信念に対する反論
- E(Effect):反論の結果、得られる新しい感情や行動
すでにご紹介したように、出来事を信念を通して判断することで、認識(結果)が生まれます。
そして、すでに持っている認識に反論することで新しい考え方を見つけられる、というものです。
ここでポイントになるのが、「D:反論」です。
つまり、自分を嫌いになる認識を持ったら、それに反論します。
- 本当にそうなのか?
- 他の考え方はできないか?
- 視点を変えると違った見方にならないか?
このように今の認識に反論します。
その結果、認識が変わることで自分を嫌いにならずに済みます。
メタ認知
4つ目は、メタ認知です。
メタ認知とは、物事を客観的にみることを意味する心理用語です。
人は、物事を客観的に判断できるようになると、自分をコントロールしやすくなります。
自分を嫌いになるときは、ネガティブな感情に飲まれて、苦しいですよね。
そんなときに客観的に自分を見てみてください。
そうすることでメタ認知が働きやすくなり、自分を嫌う状況から抜け出しやすくなります。
結果的に、自分を嫌いにならないことにつながるという訳です。
さきほど、「自分を嫌いな人がとってしまう言動」をご紹介しましたが、それはメタ認知を働きやすくするためです。
ご紹介した言動をしていることに気づければ、冷静になり自分をコントロールしやすくなるので、ご紹介しました。
ポジティブなストローク
5つ目は、ポジティブなストロークです。
心理学の中でも交流分析では、人と人との触れ合いをストロークと呼んでいて、ストロークには、物理的な触れ合いだけでなく、言葉や態度による触れ合いも含まれます。
そしてストロークには、4種類あります。
<ストロークの種類と例>
- 無条件でポジティブなストローク:あなたを愛している
- 限定的でポジティブなストローク:頑張ったあなたは凄い
- 無条件でネガティブなストローク:君には価値がない
- 限定的でネガティブなストローク:失敗した君はダメ
このうち、無条件でポジティブなストロークを自分に与えることが、自分をありのまま受け入れるためのポイントです。
そのため、毎日自分に無条件でポジティブなストロークをあげてみてください。
自分を大事にする言葉や感謝の言葉をかけたり、自分をハグしてあげたりすることを続けると、自分を嫌いにならずに済むはずです。
信念と向き合う
最後は、信念と向き合うことです。
これまでに解説したように、信念が自分を嫌う根本的な原因とも言えます。
言い換えれば、信念を変えることができれば、自然と自分を嫌いにならずに済みます。
であれば、信念を変えたい、と思いませんか。
そこで最後に紹介するのが、信念を変えることで自分を嫌いにならないための方法です。
ただし、この方法は、自分と向き合うために時間がかかります。
1から解説すると長くなるのですが、僕が自分を嫌いにならなくなった要因として、1番影響していると思っています。
具体的な方法は、こちらの記事で僕の事例を参考にして解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね!
まとめ
自分が嫌い。
そんな方のために、これ以上自分を嫌いにならない方法をご紹介しました。
自分を嫌ってしまう原因には、さまざまなことが影響していると考えられます。
それでも、信念や認識を変えるアプローチ、自分を受け入れられるようにするアプローチなどをすることで、自分を嫌いにならずに済むはずです。
効果を感じられるまでには時間がかかるかもしれません。
それでも、ご紹介した方法を繰り返したことで僕が、自分を嫌いにならずに済みました。
なので、あなたがこれ以上自分を嫌いにならないためにも、少しでも参考になれば嬉しいです。
参考資料
本記事を書くにあたり、下記の本を参考にしました。


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