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頑張れない自分が嫌いなときの対処法

頑張れない自分が嫌いなときの対処法 自分を知る
  • やらなきゃいけないと思っているけど、やる気がでない
  • 変わらないとダメだと思っているのに行動に移せない

 

 

頭の中ではやろうと思っているのに、動けないことってありますよね。

 

実は、僕もこのブログをはじめてから、何度か頑張れない経験をしてきました。

 

やろう、やろうと思っているのに、なんだか行動できずに、YouTubeを見たり、ゴロゴロしたりしてしまうんですよね。

 

そんな自分に、またダメだった…と感じて落ち込むこともありました。

 

これを読んでいるあなたは、僕よりも重い悩みかもしれません。

 

でも、僕がまたブログを書き始めることができるようになったのと同じように、あなたもまた頑張れるようになるはずです。

 

ここでは、僕が心理学を学んで実践し、効果を感じられた方法を解説するので、参考にしてみてくださいね。

 

頑張れない原因 – 信念が頑張れなくしている –

頑張れない原因 - 信念が頑張れなくしている -

 

頑張ろうと思っても、なんで頑張れないんだと思いますか?

 

理由は、人それぞれだと思いますが、おそらく共通しているのは、頑張れなくしている信念を持っていることです。

 

ここで言う「信念」とは、認知療法の専門用語のことで、無意識に持っている価値観と言えば、何となく伝わるのではないでしょうか。

 

信念の例としては、自分が嫌いな人の場合、「自分には価値がない」という信念を持っていることがよくあります。

 

そして認知療法では、この信念が感情や行動のもとになっていると考えられています。

 

具体的には、その人が持っている信念によって、物事や出来事をどう認識するかで、感情が生まれ、行動に繋がります。

 

具体的には、「自分には価値がない」という信念を持っていれば、何かを頑張ろう考えても「どうせ自分なんて」と思ってしまい(認識)、気分が乗らず(感情)、行動しない(行動)という結果になります。

 

あなたも、ある信念があるからこそ、頑張ろうと思っても、やる気がでずに行動できなくなっているはずです。

 

そこで次は、頑張れない原因と考えられる「信念」について、どんなものがあるかをご紹介します。

 

頑張れない自分が嫌いなときに隠れている信念

頑張れない自分が嫌いなときに隠れている信念

 

信念が、頑張れない原因として考えられることをご紹介しました。

 

しかし、信念と言われても、自分がどんな信念を持っているのか、わからないですよね。

 

僕自身も、はじめはどんな信念を自分が持っているのか、わかりませんでした。

 

でも、よくあるネガティブな信念の例を知ったことで、自分の持っている信念を知ることができました。

 

そこで、ここではよくあるネガティブな信念を一覧でご紹介します。

 

<よくあるネガティブな信念の一覧>

  • 私は周りに合わせなくてはいけない
  • 私は劣っている
  • 私はいつもかわいらしく、お行儀良くしていなければいけない
  • 私は逆らってはいけない
  • 私には価値がない
  • 私は愛されるために人を助けなくてはいけない
  • 私はあなた次第
  • 私はあなたの思うがままにさせられる
  • 私は無力だ
  • 私は逆らえない
  • 私は誰のことも信頼してはいけない
  • 私はすべてのことを牛耳っていないといけない
  • 私は雑に扱われる
  • この世界は悪に満ちている
  • 私は重要ではない
  • 私は弱い
  • 私は小さい
  • 私は人をがっかりさせてはいけない
  • 私はそんなこと1人ではできない
  • 私はあなたの元を離れてはいけない

 

上記は、よくあるネガティブな信念の一覧としてご紹介しましたが、もちろん上記以外にもあります。

 

また、どういった信念を持っているかは、人によって変わります。

 

だからこそ、あなた自身にしっくりくる信念があったら、それがあなたが持っている信念だと思って大丈夫です。

 

ちなみに、ここではネガティブな信念をご紹介しましたが、もちろんポジティブな信念もたくさんあります。

 

ポジティブな信念は、またどこかでご紹介できればと思います。

 

頑張れないのは信念から生じる防衛戦略

頑張れないのは信念から生じる防衛戦略

 

ここまでで、頑張れないのは信念に原因があることをご紹介しました。

 

例えば、すでにご紹介したように、「自分には価値がない」という信念を持っていると、どうしても頑張れないことが多くなってしまいます。

 

ちなみに、この信念は僕が持っている信念でもあります。

 

ただ、頑張りたいときは、こうしたネガティブな信念は邪魔になりますよね。

 

「こんな信念、なくなれば良いのに!」と思いませんか?

 

でも、ネガティブな信念にも役割があるんです!

 

それは、あなたを守ること。

 

よくわからないかもしれませんが、結論をお伝えすると、信念というのは、自分を守るために生まれると考えられています。

 

例えば、「自分には価値がない」という信念は、頑張りたいときには邪魔になりますが、行動しないことで失敗して傷つくことを避けられますよね。

 

つまり、頑張れないのは、信念による防衛戦略でもあるんです。

 

「自分には価値がない」という信念がある僕の場合、こんな記事を書いてしまうと、批判的なメッセージが来ることもあり得ます。

 

そしたら、傷ついて立ち直れなくなってしまうかもしれません。

 

そうならないためには、行動しないことが一番です。

(今のところ優しい読者ばかりで、批判的なメッセージは1件もないので、読者の皆さんには感謝しています)

 

つまり、頑張ろうと思っても頑張れないのは自分を守るための防衛戦略だからこそ、乗り越えることが難しいんです。

 

とはいっても、全く乗り越えられない訳ではありません。

 

こうして僕もブログを再開していますよね。

 

そこで、次は僕が試した、頑張れないときの対処法をご紹介します!

  

頑張れない自分が嫌いなときの対処法

頑張れない自分が嫌いなときの対処法

 

それでは、頑張れない自分を嫌いに感じるときに、僕がおすすめする方法をご紹介します!

 

頑張れなくて自分を責めてしまうとき、僕はもう一人の自分と対話することで気持ちが凄く楽になりました。

 

ただ、いきなり「もう一人の自分と対話」と言われてもよくわからないですよね。

 

そこで、前提となる知識を簡単に解説しますね。

 

心理学では、自我を分ける考え方があります。

 

例えば、精神分析では心を3つに分けたり、交流分析では自我を5つに分けたりします。

 

ここでは簡易的に自我を2つに分けます。

 

1つは、物事を冷静にみられる大人の自我。もう1つは、頑張れない自分を嫌いな自我。

 

大人の自我とは、仕事や勉強をするときに、物事を客観的に考えられるあなたのことです。

 

子どもの自我とは、頑張れない自分を嫌っているときに、ネガティブな感情でいっぱいになっているあなたのことです。

 

自分の中に、大人の自我と子どもの自我をイメージしてみてください。

 

なんとなくで大丈夫なので、2つの異なる自我が自分の中にある感覚がつかめましたか?

 

そうしたら、以下の順番で対話をしてみてください。

 

  1. 信念を見つける
  2. 信念の声を聞く
  3. 信念に感謝の気持ちを伝える
  4. 信念を安心させてあげる

 

1から4に進むにつれて、少しずつ気持ちが軽くなるはずです。

 

信念を見つける

 

対話の最初のステップは、子どもの自我が持っている「信念」を見つけることです。

 

はじめにご紹介した一覧を、子どもの自我になって読んでみてください。

 

ピンとくる信念があるのではないでしょうか?

 

もし、ピンとこないときは、自分の中でしっくりくる言葉を探してみてください。

 

例えば、僕の場合、「自分には価値がない」という信念が一番近い感じがしましたが、どこかしっくりきませんでした。

 

そこで、少し考えてみたら、「自分はダメだ」という言葉の方がしっくりきました。

 

そのため、僕には「自分はダメだ」という信念があることがわかったんです。

 

こんな感じで、子どもの自我が持っている信念を探してみてくださいね。

 

ただし、信念はいくつもあるのが普通なので、ここでは、頑張れないことに対して最も強く影響していそうな信念を1つピックアップしてみてください。

 

信念の声を聞く

 

頑張れないことに影響している信念を見つけたら、子どもの自我の声を聞いていきます。

 

大人の自我になり、目の前に子どもの自我の自分がいるところをイメージしてみてください。

 

僕は、小学校低学年の頃の自分をイメージすると、やりやすかったです。

 

そして、子どもの自我に次の質問をしてみてください。

 

  • どうして、頑張れないの?
  • 頑張らないことで、どうやって私を守っているの?
  • もし頑張ってしまったら僕(私)はどうなるの?

 

大人の自我から、子どもの自我にこの質問をすると、子どもの自我が色んな言葉を返してくれるはずです。

 

そして、じっくり時間をかけて対話をすることで、頑張れない原因が少しずつ見えてくると思います。

 

ポイントとしては、すでに解説したように、子どもの自我は自分を守る手段として「頑張らない」という方法をとっている、ということです。

 

つまり、子どもの自我なりに自分を一生懸命に守ろうとした結果であることがわかると思います。

 

例えば、僕の例で言えば、頑張ることでまた失敗してしまうことを避けるために、頑張らないようにしていることがわかりました。

 

ここまでわかったら、次のステップに進みましょう。

 

対話の具体的な例として、少し内容は異なりますが、自分が嫌いだった僕が大人の自我と子どもの自我で対話をした内容を、こちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

自分が嫌いで生きづらい…僕の心が軽くなった方法

 

信念に感謝の気持ちを伝える

 

次のステップは、大人の自我から子ども自我へ感謝の気持ちを伝えることです。

 

前のステップで、子どもの自我なりに、自分を守ろうとしていることがわかったかと思います。

 

そんな子どもの自我は、これまでずっと一人で頑張ってきました。

 

自分自身にも気づかれず、何年、人によっては何十年もたった一人で頑張ってきました。

 

は、根源的な欲求として、承認欲求があると考えられています。

 

あなたも、自分の存在を大事にされると嬉しいのではないでしょうか?

 

それは、子どもの自我も一緒です。

 

そのため、大人の自我から、子どもの自我へ、これまで頑張って自分を守ってきてくれたことに対して、感謝の気持ちを伝えてみてください。

 

気持ちを込めて「ありがとう」と言葉をかけてあげたり、イメージ中で大人の自我のあなたが、子どもの自我のあなたをハグしてあげたりして感謝を伝えます。

 

僕の場合は、これだけで凄く気持ちが軽くなりました。

 

信念を安心させてあげる

 

最後のステップは、子どもの自我をさらに安心させてあげることです。

 

感謝されたことで癒された子どもの自我ですが、それだけでネガティブな信念が消える訳ではありません。

 

それでも、ネガティブな信念を軽くすることはできます。

 

それが、安心できる言葉をかけてあげることです。

 

大人が子どもを優しくなだめるように、大人の自我のあなたから子どもの自我のあなたへ客観的な言葉をかけてあげます。

 

例えば、失敗しても大丈夫だよ、それで僕の価値は変わらないよ。それに、失敗しない人なんていないよね?だから、失敗することは恥ずかしいことでも、何でもないんだよ。

 

こんな感じで、子どもの自我が安心できる言葉をかけてあげることで、さらに心が軽くなるはずです。

 

もし、心が軽くなる感じがしたら、ここまでの対話を定期的に繰り返し行うことで、少しずつ頑張れない状況から抜け出せるはずです。

 

頑張れない自分が嫌いに感じるときに注意したいこと

頑張れない自分が嫌いに感じるときに注意したいこと

 

対処法でご紹介した内容は、速攻性があるわけではないので、今後、また頑張れないことで自分を嫌いになることがあるかもしれません。

 

そんなときに注意していただきたいことを、ここでご紹介します。

 

  • 自分を責めない
  • 自分の価値を周囲に投影しない
  • SNSや動画に逃げない

 

自分を責めない

 

1つ目は、頑張れない自分を責めないことです。

 

人には、それぞれ色んな悩みがあります。

 

それが、すぐに解決することは、ほとんどありません。

 

だから、僕もあなたも、また頑張れないことがまた必ずあるはずです。

 

でも、自分を責める必要はありません。

 

代わりに、「そんな時期もあるよね」と楽観的に考えましょう。

 

物事を楽観的に考えることは、ポジティブ心理学における「幸せ」の重要ポイントの1つです。

 

ネガティブな気持ちになると、それが一生続くように感じてしまうことがあります。

 

でも、人生は浮き沈みが必ずあります。

 

浮き沈みの期間は人それぞれ違いますが、浮くことがない人や沈むことがない人はいないはずです。

 

あなたも、これまでの人生で浮き沈みがあったのではないでしょうか。

 

だから、頑張れない今も、「長い人生の中で、こんな時もあるよね」と楽観的に考えるようにしてみてください。

 

それだけで、自分を責める気持ちが弱まるはずです。

 

自分の価値を周囲に投影しない

 

物事がうまくいかないとき、そこに自分の価値を投影してしまうことが良くあります。

 

例えば、何かに失敗したとき、「自分はダメなんだ」と思う方は多いと思います。

 

他にも、友達や恋人などが怒っているときに、「自分が悪いのかも」と考えることはありませんか?

 

でも、どんな状況でも、すべての責任が自分だけにある、という状況はほとんどありません。

 

仕事などで失敗したときでも、そこには他の人が関係していたり、周りの環境が影響していたりするのが普通です。

 

だからこそ、周囲の出来事に自分の価値を投影しないように気を付けてくださいね。

 

もし、自分はダメだな…と考えることがあれば、代わりに感謝できることを探してみてください。

 

感謝の気持ちを持つことも、ポジティブな感情に繋がります。

 

例えば、仕事で失敗しても、今日という一日を健康に生きられることに感謝の気持ちを持てれば、ネガティブな気持ちが和らぐはずです。

 

そのため、ネガティブな感情に飲み込まれそうになったら、代わりに小さなことでも良いので感謝できることを探してみてくださいね。

 

また、ネガティブな気持ちになったら、先ほどご紹介した子どもの自我との対話もおすすめなのでやってみてくださいね。

 

SNSや動画に逃げ続けない

 

最後は、SNSや動画に逃げ続けないことです。

 

僕もよくあるんですが、やる気が出ずに頑張れないとき、ついYouTubeをチェックしたり、動画サイトでお笑いやアニメを観たりしてしまうんです。

 

SNSなどは、一時的に熱中できるので、それをしている間は、自分を嫌う気持ちを忘れられて、気持ちが楽になります。

 

でも、現実に戻ると、また頑張れなかった自分を責めてしまうんですよね。

 

だからこそ、SNSなどには注意が必要です。

 

ただし、SNSを一切やめる、という訳ではありません。

 

SNSや動画に逃げることも、実は頑張れなくしている信念の仕業なので、自分を守っていることに変わりありません。

 

だからこそ、まずは少しで良いので、SNSをする代わりに行動してみましょう。

 

はじめは、SNSをチェックしそうになったら、10回のうち1回は行動してみてください。

 

そして、行動の内容は、小さなことで大丈夫です。

 

僕の場合は、ブログ運営でやる気がでないときは、「パソコンを開く」という行動を目標にしています。

 

それだけで、行動した子どもの自我をしっかり褒めてあげています。

 

もちろん、パソコンを開いてもやる気ができないこともありますが、少し始めるだけで意外とスムーズに行動できることも多いですよ。

 

なので、小さな行動で良いので、SNSや動画などに気持ちが逃げそうになったら、10回に1回でもいいし、それが難しい場合は1ヶ月に1回など、できそうな範囲で行動することを目標にしてみてくださいね。

 

まとめ

 

頑張れない自分が嫌い。

 

そんな悩みを抱えている方のために、僕がおすすめする方法をご紹介しました。

 

ご紹介した方法は、僕が心理学を本で学び、実践してみて良かったと感じた方法です。

 

いきなり、自分を嫌う状況から抜け出すことは難しいかもしれませんが、時間をかけてゆっくり自分との対話を繰り返すことで、きっと気持ちが軽くなると思うので、ぜひ試してみてくださいね。

 

参考資料

 

本記事を書くにあたり、下記の本を参考にしました。

 

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