好きという気持ちが分からないと、付き合ってる意味が分からなくなることがありますよね。
中には、この気持ちのまま付き合っていても相手に失礼だと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんなとき、どうやって自分の気持ちを確認する方法があれば、知りたいですよね。
そこでこの記事では、付き合っているのに好きかわからないときの気持ちの確認方法や、好きかわからなくなってしまう理由や原因、そして別れを考えるときのポイントもご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
付き合っているときに好きかわからないと感じる理由

はじめに、自分の気持ちを確認する方法をご紹介する前に、そもそも付き合っているときに好きかわからないと感じる理由について解説します。
好きという気持ちの正体
1つ目は、好きという気持ちの正体についてです。
実も蓋もない結論からお伝えすると、好きという感情の正体は、脳内の神経伝達物質の働きです。
人が「好き」と感じるのは、ドーパミンやオキシトシンといった神経伝達物質の分泌が関わっています。
たとえば、ドキドキする気持ちには、ドーパミンが関係しています。
付き合い始めたころ、恋人との楽しい時間や未来を想像するときにドキドキしていたのは、このドーパミンが分泌されていたため、「好き」という感情を強く感じることができていたはずです。
また、スキンシップや恋人の幸せを考えたときに分泌されるオキシトシンは、愛情を感じられます。
この他にも様々な神経伝達物質が分泌されることで、好きという気持ちになります。
そのため、「好き」と気持ちは、こうした神経伝達物質の分泌に影響されているからこそ、神経伝達物質が分泌されなくなると、好きかわからなくなってしまいます。
感情には認識が影響する
2つ目は、感情には認識が影響することです。
人の感情は、物事をどう捉えるか、つまり認識で決まります。
たとえば、付き合いたての頃には気にならなかった恋人の言動が、あるときから気になるようになったという経験があるかもしれません。
実際、当初は何とも思わなかった恋人の些細な癖や態度が、ある時から「ちょっと嫌だな」と感じられる方が多くいます。
しかし、相手の言動そのものが変わったのではなく、その人の中での「認識」が変わっただけです。
また、元恋人や他の異性と比べてしまうときも、今の恋人の外見や性格に不満を感じるようになることがあります。
そうしたネガティブな認識が生まれると、それによって嫌な感情が強くなるので、次第に好きという気持ちが感じにくくなってしまうことがあります。
このように、感情には認識が大きく影響するからこそ、恋人に対してネガティブな認識を持ってしまうと、嫌な感情が強くなってしまうので、好きかわからなくなりやすいです。
付き合っているときに好きかわからないと感じる7つの原因

恋人が好きかわからないと感じるときの、理由について解説しました。
そこで続いては、多くの方が恋人が好きかわからなくなってしまう原因を7つご紹介します。
- トキメキを感じなくなったため
- 相手の嫌なところが目に付くため
- 元恋人と比較してしまうため
- 束縛されていると感じるため
- 相手の愛情が重いため
- 喧嘩を繰り返すため
- ストレスがかかっているため
トキメキを感じなくなったため
1つ目は、トキメキを感じなくなったためです。
なぜなら、恋人に対してトキメキを感じなくなると、好きという気持ちを感じる神経伝達物質が分泌されていないことになるからです。
たとえば、付き合いが長くなるとデートがマンネリ化してしまったり、恋人との楽しい未来や思い出を想像する機会が減ったりすることがあります。
すると、神経伝達物質が分泌されないことで恋人へのドキドキが減り、「好き」という感情が分かりにくくなってしまうことがあります。
そのため、トキメキを感じられないことが増えると、「好きかわからない」と感じやすくなる人が多いです。
相手の嫌なところが目に付くため
2つ目は、相手の嫌なところが目に付くためです。
理由は、恋人に対して嫌な認識を持つと、ネガティブな感情が強くなり、好きという気持ちが感じにくくなるからです。
たとえば、恋人が自己中心的な行動を取ったときに、それを「わがまま」と感じてしまうと、ネガティブな感情が強まります。
すると、恋人に対してネガティブな感情が増えるので、好きという気持ちを感じることが減ってしまいます。
その結果、相手の嫌な面が目立つばかりで、「好きかどうかわからない」という状態になってしまいます。
元恋人と比較してしまうため
3つ目は、元恋人と比較してしまうためです。
というのも、元恋人と比較すると、今の恋人の短所が際立ちやすく、不満を感じやすくなるためです。
たとえば、元恋人の顔が自分のタイプだったときに、今の恋人と比較して「タイプではない」と感じると、次第に恋人の顔にネガティブな感情が生まれてしまいます。
すると、今の恋人への気持ちが揺らぎ、好きという気持ちを感じにくくなってしまいます。
そのため、元恋人と比較してしまうことも「好きかわからない」という気持ちに繋がりやすいです。
束縛されていると感じるため
4つ目は、束縛されていると感じるためです。
なぜなら人は、自分で決めたい本能があるためです。
例えば、友達に会うことなど、プライベートについて口を出されると、束縛されているように感じて嫌な気持ちになる方は多いはずです。
束縛されることで嫌な気持ちになると、自然と恋人に対して嫌な印象を持ちやすくなってしまいます。
その結果、嫌な気持ちが強くなってしまい、好きかわからなくなることがあります。
相手の愛情が重いため
5つ目は、相手の愛情が重いためです。
その理由は、恋人の方が愛情が強いと、愛情を返せないことに申し訳なくなり重く感じてしまうことがあるからです。
例えば、今の恋人が「ちょっと良いかも」と思ってお試しで付き合うと、相手の好意が強すぎて、何も返せないことが負担に感じてしまう人も多くいます。
そうなると、恋人の愛情が重いことが負担になってしまい、好きという気持ちを感じられなくなることがあります。
喧嘩を繰り返すため
6つ目は、喧嘩を繰り返すためです。
というのも、喧嘩を繰り返すときは相手の嫌なところをばかり見えるからです。
例えば、些細なことで喧嘩を繰り返すときは、相手と一緒にいるだけでストレスになることがありますよね。
僕も、彼女のことが大好きだったのに、喧嘩ばかり繰り返していたときは、いつの間にか好きなのかわからなくなっていました。
このように喧嘩ばかり繰り返すと、嫌な感情が強くなるため、好きかわからなくなってしまいます。
ストレスがかかっているため
7つ目は、ストレスがかかっているためです。
理由は、ストレスが強くかかる時は、心の余裕がなくなり、些細なことがネガティブに感じてしまうためです。
例えば、仕事が忙しいときは、心身ともに余裕がないため、恋人とのちょっとしたことにピリピリしてしまうことがあります。
すると、好きという気持ちが感じられないだけでなく、イライラしてしまうことが増えるので、次第に好きかわからなくなることがあります。
付き合っているのに好きかわからないときの気持ちの確認方法

ここまでに、恋人が好きかわからなくなってしまう理由と原因をご紹介しました。
ここからは、いよいよ好きかわからないときに自分の気持ちを確かめる方法を4つご紹介します。
- 心身をゆっくり休める
- 自分の言動が自分勝手かを振り返る
- 相手のために何かをしてあげたいと思うか
- 相手への認識を変えられるか
心身をゆっくり休める
1つ目は、心身をゆっくり休めることです。
なぜなら、疲れやストレスがある状況では、ネガテジブな気持ちにしかならないからです。
例えば、仕事で忙しくて疲れている時や、喧嘩ばかりしてストレスがかかっているときは、ゆっくり休める時間を作ります。
ゆっくり休んで心が冷静になれば、恋人に対する気持ちも冷静に判断することができます。
そのため、疲れやストレスが溜まっているときは、まずは心身をゆっくり休めることが気持ちを判断するポイントです。
自分の言動が自分勝手かを振り返る
2つ目は、自分の言動が自分勝手だったかを振り返ることです。
なぜなら人は、自分のことだけを考えても好きという気持ちを感じられないからです。
例えば、恋人にこうしてほしい、ああしてほしいなど、自分中心に考えると不満を感じやすくなります。
僕も彼女と同棲を始めたときに、自分勝手に彼女に変わることを求めてばかりのときは、不満ばかり溜まっていて、好きかわからなくなっていました。
そのため、自分勝手な付き合い方が多いかどうかを振り返って、自分中心になっていたかを振り返ることでも、自分の気持ちに気づけるはずです。
相手のために何かをしてあげたいと思うか
3つ目は、相手のために何かをしてあげたいと思うかどうかです。
その理由は、人は大切な人のために何かをしてあげたいと思うことで愛情を感じられるためです。
例えば、次のデートにどんなことをしてあげようかや、誕生日に何をしてあげようかなど、些細な事でも相手に何かをしたいと思えるときは、好きな気持ちを感じやすいです。
しかし、そもそも相手に何かをしてあげようと思えないと、好きという気持ちを感じにくくなります。
そのため、相手のために何かをしたいと思えるのかどうかでも自分の気持ちに気づけるはずです。
相手への認識を変えられるか
4つ目は、相手への認識を変えられるかどうかです。
なぜなら、相手への認識を変えることで好きな気持ちを感じやすくなるためです。
例えば、元恋人と比較して恋人の顔に不満を感じているときは、相手への顔に対しての認識を変えることで、また好きな気持ちを感じやすくなります。
そうやって、相手へのネガティブな認識を変えることができれば、好きという気持ちに気づくことができます。
そのため、相手に対する認識を変えられるかどうかで自分の気持ちを確認できるはずです。
付き合っているのに好きかわからないときに別れを考えるポイント

最後は、好きかわからなくなったときに、別れを考えるポイントについて4つご紹介します。
- 不安になるのは人間の本能
- 歩み寄ってくれる相手か
- 相手を好きになったことがあるか
- 相手のために自分を変えられるか
不安になるのは人間の本能
1つ目は、不安になるのは人間の本能という点です。
というのも人は、大昔から集団で生きる習性があったため、人は誰かが離れることに孤独を感じるからです。
例えば、恋人との別れを考えるときだけでなく、友達と離れるときにも寂しさを悲しさを感じる方は多いはずです。
このように恋人との別れを考えて寂しさや不安を感じることは自然なことのため、こういった感情を排除して冷静に考えることがポイントです。
歩み寄ってくれる相手か
2つ目は、歩み寄ってくれる相手かどうかという点です。
なぜなら、人間関係は支え合いでしか成り立たないからです。
例えば、話し合うことができたり、相手の意見に耳を傾けられたりできる恋人なら、関係を続けていくことで幸せになれる可能性があります。
しかし、歩み寄れない相手なら信頼関係が成り立ちません。
そのため、相手が歩み寄ってくれるかどうかも別れるを考えるポイントになります。
相手を好きになったことがあるか
3つ目は、相手を好きになったことがあるかどうかという点です。
その理由は、お試しで恋人と付き合った人は、相手を好きになったことがなければ、この先も相手を好きになるのは難しいためです。
例えば、「付き合ったら好きになるかも」と思って付き合っても好きになれないときは、「好き」という気持ちを感じられる神経伝達物質が分泌されないからです。
そうであれば、これからも分泌されにくいと考えられます。
そのため、相手を好きになったことがあるかどうかという点も別れを考えるポイントです。
相手のために自分を変えられるか
4つ目は、相手のために自分を変えられるかどうかという点です。
理由は、人は自分しか変えることができないからです。
たとえば、恋人が好きかわからないときは、相手の言動を変えることはできないけど、自分の認識を変えることで、また好きという気持ちを取り戻すことができます。
このように恋人と上手くいかなくなったときは、相手ではなく自分を変えることが関係を続けるポイントです。
そのため、相手のために自分を変えようと思えるかどうかも、別れを考えるポイントになります。
付き合っているときに好きかわからないと感じる理由まとめ
付き合っているのに好きかわからないときの気持ちの確認方法や、好きかわからなくなってしまう理由や原因、そして別れを考えるときのポイントをご紹介しました。
恋愛では、ちょっとしたネガティブな気持ちが原因で好きかわからなくなってしまうことがよくあります。
そんなときは、心身をゆっくり休めること、自分勝手な付き合いになっていたかを振り返ること、相手のために何かをしてあげたいと思うか考えてみること、そして相手への認識を変えられるか考えてみることで、自分の気持ちに気づけるはずです。
また、別れを考えるか迷うときは、ご紹介した4つのポイントを参考にしてみてくださいね。
参考資料
- ジョン・グレイ、一人になりたい男、話を聞いてほしい女、ダイヤモンド社、2018/8/30
- 大嶋 信頼、すごい恋愛ホルモン 誰もが持っている脳内物質を100%使いこなす、青春出版社、2018/6/21
- ジョセフ・オコナー、ジョン・セイモア、NLPの原理と道具「言葉と思考の心理学手法」応用マニュアル (フェニックスシリーズ) 、パンローリング株式会社、2019/7/17
- 鈴木 祐、ヒトが持つ8つの本能に刺さる 進化論マーケティング、すばる舎、2022/8/4
- ダニエル・カーネマン (著)、村井章子 (翻訳)、ファスト&スロー(上・下) あなたの意思はどのように決まるか?、早川書房、2014/6/20
- ロイ・バウマイスター (著)、ジョン・ティアニー (著)、渡会圭子 (翻訳)、WILLPOWER 意志力の科学、インターシフト、2013/4/22
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